Let’s ダナーライト! (Danner Light USA)
投稿者:野良屋 投稿日:2002年 4月 1日(月)
コレが憧れだったのだョ! 20年くらい前に初めてアウトドア雑誌でこれを見た。 『カッコイィィ〜♪』 世界初のゴアテックスブーティーと、グリップの強いビブラムソール。 ダナーライト、まだ見ぬゴアテックスを使った最新のトレッキングブーツであった。 ・・・とても買える値段ではナイ。 全く靴の知識など無かったオレでも、コレだけはこの時から脳裏に刻まれた。 『いつかはDANNERをこの手に!』(←この足に) ショップに行く度にしげしげと眺めて居たんだ。 まるでトランペットを眺めている黒人少年の様に... |
バブル経済が落ち着き、円高がピークに達した頃、万年36000円だった価格をダナージャパンが小売で33000円に下げたのだ。
その時にショップでの特価価格で26000円で売っていた。
『今しかナイ!』 ・・・長年の憧れのダナーライトGET!
その後、数年を待たずに価格が元に戻ったのは承知に通り。
思いの他ダナーライトは固かった。
ハイカットの靴など履いた事がなかったオレは、まるでガンダムにでもなった様な気分。
当然毎日履くつもりで買ったので、上から2段下げて紐を結び、何とか歩き易くはなった。
新品のピカピカの靴は、何となく恥かしかった。
それでも努めて、毎日の通勤から釣りから野遊びまで酷使したのだ。
夏場でも不思議な位に蒸れないし、必要とあればフルに紐を結び直して岩山でも登っていた。
ハイカットなのでぬかるみもOK!まさに野良屋御用達ではないか!
いつしかオレの足と一体化し、どこに行くにも一緒に行動。
猫も杓子もホーキンスだった頃、何となくこのダナーが自慢に感じていた。
なぜならば、誰もダナーライトを履いているのを見た事ナイ!
身体に馴染み、絹の柔道着みたいになったダナーライトは、気が付くとボロボロになっていた。
ある日の釣具店にて、超特価現品限りで30000円で売っていたのを偶然にも発見!
『そろそろ買い替えの時期か...』
そう簡単には捨てない性分も手伝って、ここで買ってから2年が経過してもまだ履き替えていない。
たとえゴアテックスまで擦り切れても、思い出は幾重にも重なっていく。
今この4月1日を機会に、改めて自分にプレゼントする事にする。
また一緒に長い年月を過ごす事になるであろう。
『今日から宜しくナ!』
月日の流れはこうも形を変えるものなのです。ちなみにオレは長靴以外はコレしか持っていないんですョ。 毎日履くとナイロンアッパーは強くても、革と縫い目が破れて来ます。 ま、ケブラーライトの必要は無いって事ですかネ? 古い靴はどうするかって? 押入れの神様にでも聞いてください。 BACK |