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8月7日 土 はれ
 AM6:30,7-11で買い物を済ませ、高速で新潟へと向かう。
風速0,気温23℃,今日も暑くなりそうだ。すぐにオサラバだから何でもいいけど。

 8:30,フェリーに着き、手続きをすると9:20。間髪入れずに乗船。
まずはビールと、「ふ〜ぅ。」今年も線路に無事に乗りましたナ。17日までの自由行動の始まり始まり〜。
 ジュースで乾杯のバイカー、ビール片手のオヤジ、ケイタイを見続ける若者、、、
大体にして、このフェリーの待ち時間はツマラン!
オレがフェリーの楽しみ方を知らないだけだが、ケッコウ苦痛だ。ビールもう1本!
 酒に酔ってデッキに出て見る。
一服つけながら海を見てると、波を見てるだけだが1時間位ニヤニヤして居られた。
    〜131q

 ・・・朝の3:00,自然と目が覚める。ん〜、あと1時間。
 薄暗い小樽は、まだ静まり返っている。イイ天気みたいだ。
 船内の暑い車に乗り込み、今さら地図を広げて、どこへ行こうかニラメッコする。
前から行きたい場所が有る。朱鞠内,ここだ、ヨシ行こう!


8月8日 日 しょっぱなから超晴れ!  小樽フェリー〜
 「行くゾ、行くゾ!」コンディションは上々だゼ!
朱鞠内までは300q位か?まだAM5:00前だし楽勝!おっ、ローソン。朝メシと氷を買わなくては。

 まずは夕張に行ってメロンを送って釣りをしてと。
・・・でも、7:00前に着いてしまった。こんなに早くからメロン屋が開いてる訳も無く、、、シューパロ湖へ行こう。
 ここも前々から行ってみたい場所だった。だが、川と言う川は大雨の後の様に増水して濁っている。
ま、夕張の川が澄んでるのは見た事ないし。また今度。
 チョット移動して穂別ダムの流れ込みに行く。
が、ここも途方も無く増水して濁ってる。こんなにもイイ天気なのに何が有ったんだ?
 「ン〜っ暑い!」冷たくなったビールを飲みながら鵡川に向かう。
ここも尋常ではない!少しだけルアーでヤッてみるがサッパリ。
 富良野に行く途中で、パンケシュル川でフライを振る。
小さな川で澄んでいたが、間違い無く大雨がこの川も洗ったらしい。
岸の柳は生々しく倒され、川は砂利を敷き詰めた様に新しい。ヤマメっ子のライズすら無い、...ダメデスナ。

 PM1:30,富良野のホクレンで黄色のハタをGET!
ノルマ一つ達成。
一気に旭川を抜けて朱鞠内に行こう。
〜とか言いつつ、初めて来た富良野でエモノは無いかとキョロキョロ。
「おぉ、噂に聞く“ラベンダー公園”が有るぢゃん!」
 ・・・へ?有料デスカ?金払ってまで見たくないです。
 R452の美瑛あたりで、お花畑が有った♪
チョイと休憩しながら、ラベンダーか何かの撮影に熱中。「暑いッ!!」ビールが捗るゼ!


 旭川に入り、旨いラーメン屋は無いか?と兄貴にTELする。
・・・旭川は管轄外らしい。でも、2〜3日前に大雨洪水警報が出てたって言ってた。やっぱりネ。
 スーパーで今夜の夕食の買い物をし、夕陽に間に合う様に朱鞠内までブットバス。
もう一本道だ。今までに見た事無い様な太陽が、行く手の山に傾いて行く。
北に行く程に山は低くなり、サングラスを通しても目に刺さって来る太陽が、ゆっくりと落ちて行く。
あれっ?北海道の太陽は北に沈むのか?オレは間違い無く北に向かってるし、真正面の太陽がそのまま沈んでるゾ?

 6:00,朱鞠内に着。夕陽に間に合った。
7年振りの朱鞠内は神秘的で幻想的で、こんなにも島が沢山有る湖は見た事無いし。
小島と浅瀬がゆっくりと夕陽で染まって行く。山がジャマして、思ったよりも綺麗ではない、、、かな?

 キャンプ場に行くとガラアキ。第2も当然ガラアキ。使用率は10%ってとこか。
林の隙間から、早くも星が降り注いでいる。スバラシイ!
 ランタンの灯かりの下、米を砥いでからテントを張ってと。
思ったよりも涼しくない。ま、夏だし、蚊がまとわり着いて来ヤガル。
ビール片手にペチペチしながら夕食の支度。気温が下がって来ると居なくなるんだけど。。。

  *炊き立てご飯とイカ刺し&生マグロ赤身
  *特製ダレに漬けて揉みまくった韓国風スペアリブ(7年前の仇討ち)
 あぁ、来て良かった。スバラシイ、GOOD!乾杯!!
    〜487q


8月9日 月 2日目もウルトラ晴れ!  朱鞠内キャンプ場〜

 AM6:30,お目覚め。朝日はとうに昇ってた。
カメラを持ってお散歩。
エゾマツ・シラカバ・クヌギの林のキャンプ場内は、この上ない爽やかな空気に包まれ、湖から昇った朝日に照らされている。
 7年前とあまり変わらないけど、所々整備されて立派になっていた。
必要以上な整地はせず、自然の地形を上手く活かしている。GOOD!スバラシイ!
これで近くに温泉が有れば言う事無し。

 コーヒーが落ちる時間を楽しみ、飲みながら昨夜の残りのスペアリブを細かくしてトン汁にブチ込み、スペアリブ入りトン汁定食でキメる。
空気は乾いているが、今日もすでに暑くなって来ている。身体を通過する程の直射日光だ。

 9:30,出発。猿払に行って、前に撮ったと同じ写真が撮りたい。思ってるよりも遠いな。
猿払はほとんど北の端だけど、朱鞠内は旭川のチョイ上でしかない。
とか言っても、ここも随分と遠い。改めて北海道の広大さを感じる次第です。
 内陸部を通り、豊富のホクレンで黄色いハタをもらい、車のリアハッチに取り付ける。
これをすると、オレの車を抜いていくバイクマン達の反応が誠にヨロシイ。
 山はまだまだ低くなって行く。いよいよ丘位になると、そこが最北端だ。
最北端は一度でも行けば十分なので、ここより右折して猿払に向かう。

 PM2:00猿払村の猿骨川に到着。4年振りだけど、何も景色が変わっていない。その辺がス・ゴ・イ!
遥か続く草原に、とろとろと川が流れている。懐かしい風景だ。

 オホーツクの陽射しは光線であって、空気中に大きな水分子が少ないのをいい事に、容赦なく突き刺さって来る。日光が痛いんだョ。汗をかいても瞬時に蒸発してるみたいだ。こんなにも暑い北海道は初めて。
 とりあえず水薬を飲んで、日干しになるのを防ぐ。これからどこへ行こうか?
渚骨川にも行きたいし、クッシャロ湖にも行きたいし、、、今年のピンクは...よっしゃ、知床!

 紋別までノンストップ!
イイカゲン腹が減って来たので、7−11で冷やし中華を食べる。たまには外食もイイかも?
さらに網走までノンストップ!ここオモーツクハイウェイでは、途中の7−11を除けば200q位エンジンが休む暇が無い。オレは水冷エンジンでシッカリと休んでます。

 改めて知床の遠さを実感する。北海道の上の海岸線を午後からの移動だもんね。
7:00,網走駅横の“旭川ラーメン天山”で夕食。信号待ちで目に着いただけの店。
・・・オバチャンには悪いが、生臭魚のダシと化学調味料で思い切り閉口!
表の看板にダマサレタ。残念ながら、オレの舌はレベルが高い。

 PM9:00,幌別川河口P着。今日はイイカゲン走っているゾ。
思ってるよりも車が少ない。今年のピンクサーモンのランは???
    〜605q


8月10日 火 3日目もマンモス晴れ!  ウトロ幌別川河口P〜
 目覚ましが壊れていて鳴らず。でもAM4:00にはシッカリと目覚め。
スミス10ftにABU5000Cをセット!オレが寝てる間に随分と人が居るナ〜。4:00でこんなに明るいか?
 ピクシーを第1投。ブレーキ良し、飛距離良し、コントロールよ〜し!
水平線が紫色に見える。メチャクチャキレイ!  ・・・でもアタリ無し...。
まだ周りの人達は誰も釣ってない。朝焼けは更に綺麗。ロケーションGOOD!  ・・・でも釣果ナシ...。
 後ろの山から朝日が射して来た。今日も朝から刺して来た!「ぬ゛ぅぁ暑いっ...!」
宇宙からの光線をまともに浴びて戦意喪失。ハラヘッタ、、、ビール飲みてぇ〜。
とりあえず諦めるか?オレだけ釣ると地元から反感買いそうだし。あと一週間遅かったら・・・?

 カムイワッカの滝で温泉遊びしようかと思ったら、今の時期だけ車両規制してた。
バスに乗り換えて行くしかないらしい。。。行けないのは残念だが、駐車場が無いのでイイ処置だと思う。
 諦めて知床五湖にカメラと三脚を抱えて観光。
ここはヒグマのテリトリー内みたい。「ヒグマ出没注意!」以前の問題ダ。
初めて知床五湖の1つに行って見た。他の湖には立ち入り禁止になってる。オソルベシ知床!
 湖(沼?)の対岸には、エゾジカが数頭遊んで居た。風流カナ風流カナ。

 9:00,暇ツブシにウトロのカニ屋を見て廻ったが、チト高くないか?観光客相手だし。
斜里のスタンドで満タン。燃費は10q/Lでした。北海道は燃費がヨロシイ。
お土産買いに釧路までいこうか。腹ヘッタ、熱い!

 斜里の山の川で道草。フライをセットして小さな川に。
この熱光線の中、ここの水は切る様に冷たい!まるでビールの飲み頃の水温みたい。
まったくもってアタリ無し。ここでも尻尾を巻いて撤収するし。釣れなくても、ビールが最強にウマイ!
 しかし、この太陽光線の中でも、車で窓全開で走ってると汗が出ないのが不思議。
偏光グラスをかけてると、全ての景色がトンデモナク鮮やかに見える。
この鮮やかさを目に焼き付けるかの如くに、タップリと広い大地のドライブを楽しむ。

 PM3:00,いつの間にかリニューアルしてた和商市場に到着。
散々試食してから新潟にカニを送り、1600円分の豪華海鮮丼をチョイスして食べる。
その場で食べる休憩所も広くなり(今までは適当なベンチで)、本日まともな食事に大満足!
 さて、今夜はどこで寝ようかな?

 ホクレンの地図帳君と相談して、別海のキャンプ場(初)にブラブラと向かう。
 7:00,目当てのキャンプ場“別海ふれあい広場”に到着。
新しいみたいで、とてもキレイな作りをしている。安いし。 が、駐車場が無い程に混んでる。
丘の上には温泉も有るし、う〜ん、泊まりたい。
 とりあえず温泉“郊楽苑”に行ってから考えよう。

 え〜湯だった♪ 決まり、これより移動開始!
この近所にはキャンプ場が無い。もちろん実績も無いし。この星空を満喫できるキャンプ場はいずこ?
「星空、星空?星空!」あった、開陽台で泊まろう!

 9:00,ここも初の開陽台に到着♪ ・・・って、何で夜なのに駐車場が90%も塞がってるの???
スゲ〜星空、スゲ〜バイクの数、スゲ〜テントの数!
ここってテント張ってイイのか?知らなかった...。この7年間、ナニをしてたんだか。トホホ・・・
 でもテントは張らず。テントの中だと星空が見えないので、駐車場で車中泊をキメ込む。
車の中からだと星空を見ながら寝る事が出来るし。。。(←実は運ぶのがメンドクサイ)

 と、その前に、コンビにで買って来た牛丼をつまみに、スンバラシイ星空を見ながらビールを一発!
魚とキャンプ場に振られたオレをよそに、澄み切った空から流れ星が降る降る。
アスファルトに横になると、昼間の太陽光線を吸収していて随分と暖かい。
  まだまだ流れ星は尽きない。
  ・・・たまに何も見えなくなるのは、オレが目を閉じているせいだ。
  完全に目を閉じない内に車の中へ。  ・・・そして窓越しに星空を見ながら.......
    〜440q


8月11日 水 4日目もトンデモ晴れ!  開陽台P〜
 AM7:00,バイクの御方々のエンジン音で目が覚める。チュドドドドドdddddddddd
特に隣のハーレー!30分も暖気していてガソリンが垂れマクリだゾ!
 ここで一夜を供にした人達は、ナゼかアメリカンタイプのバイクが多い。
オン・オフに比べて、明らかに対比が多いのだ。開陽台で野宿するステータスが有る?(アルアル)
さらに、出発前の暖気時間が異様に長い!アイドリングが30秒も持たないのも有るが...
見ててさ、カッコイイんだョネ。セカセカとせず、余裕も感じられる。   あ、また止まった。

 開陽台って初めてだけど、大してピンと来ないネ。
パノラマ度が広いだけで、取り立てて珍しい風景でもないし。写真を撮るにはツマンナイ風景?
ここもその内に観光バスが来てしまう。昨夜の飲みかけのビールとウーロン茶でモーニング。
ゆっくりと一休みしてから移動。

 近くの俣落川にてフライ。今朝もこの時間から陽射しが暑い!
青味掛かった空気はチリ一つ入って無く、宙に舞ってるフライが異物みたいに感じられる。
澄み切った清流からは丸々太ったヤマメっ子がアタックして来た。ドライは面白いナ〜。
柳の木陰で野グソしてから移動。すんません、我慢出来なかったんです。砂かけてと。紙はお持ち帰り。
暑い、腹ヘッタ、、、ビール飲みてぇ〜!

 12:00,鶴居の上のモセツリ川でフライ。牧草地に中を流れる小さな川だ。
牛に冷やかされながらもヤマメっ子を数匹。浅い川底まで陽射しは容赦なく降り注いでいる。
 脱水症状になる前に川から上がり、木陰で和商市場からガメて来た花咲ガニと生水で昼食。
タダ貰いのカニを、甲羅の裏まで堪能してから移動。

 これより林道を通って阿寒湖へと抜ける。たぶん行けるハズ?
ここは鶴見峠。時折オフローダーがカッ飛んで来てヒヤっとするし。オレも土煙を上げながら登って行く。

 下ってヒョウタン沼で一休み。
原生林にポツンと開いたオアシス。
ここにもアメマス&ニジマスが居るに違いない。
でも手は出さずに写真だけ撮って移動。

 今日これからの予定。
足寄で買い物をして、早めに糠平に行って、
のんびりして、ウマイもの食って寝る。
スバラシイ、完璧な予定だ。Let’s GoGo!

 糠平に向かいながら考える。今ほど足寄のスーパーで買った鰹タタキと豚バラをどうしようか?
  @,鰹タタキ丼&焼肉
  A,焼肉丼&鰹タタキ
  B,鰹タタキ&焼肉&ご飯
  C,鰹タタキ+焼肉ミックス丼(これはヤメましょう)
  D,豚バラタタキ&鰹タタキ焼...(これもヤメましょう)
真剣に悩みながら糠平へと近づいて行く。

 PM3:30,糠平キャンプ場着。早く着いたので空いてる♪
ンで、1等地にテントを張ってと。いつもの場所で駐車場の真ん前。「まずはビール!」
 米を砥いで、鰹タタキを玉ネギとニンニクダレに漬け込みながら幸せなひと時。
今夜は鰹タタキ丼にして、明日朝に焼肉丼で決定!(←無難ナ選択デスナ)

 薄暗くなってから豪華なディナー。一汁一菜=ビール&特製鰹タタキ丼。
タレが絶妙に染込み、我ながら上出来だぜ。糠平に乾杯!
 降る様な星空を見ながら、ゆっくりとした時の流れに中を温泉に行く。
“富士見観光ホテル”500円也、、、スバラシク熱い!温泉玉子が出来る湯加減だゾ!

  *キャンプ場管理小屋の掲示板に新聞の切り抜きが...
    ・98/11/10  おやじAさん(仮名)/手竿/ワカサギ餌/ブラウン80p 6.5kg!
    ・99/06/14   おやぢBさん(仮名)/ルアー/12ldライン/ブラウン83p 8kg!!
      『オレのブラウンを返せぇ〜っ!』
      『リリースしましょうョ!!』

    〜243q                        PS:グランドクロスって今夜だっけ?


8月12日 木 OH MY GOD!晴れ♪  糠平キャンプ場〜
 AM8:00,気持ち良く目覚め。恒例のお散歩。今日も朝からメチャ青い。
白樺の林の中を湖を見に行く。草木の爽やかなそよ風が心地良い。
 コーヒーを落としてから、ゆっくりと朝食の支度をする。もちろん、豚バラと玉ネギで焼肉丼。
もうほとんどのキャンパーは帰って、キャンプ場は静けさを取り戻している。
焼肉丼はGOODでした。 はてさて、今日はどこに行こうか?

 11:20,出発。これからの予定、鹿追でウコッケイの玉子を買い、トムラウシで親子丼にする。
途中で十勝ダムでルアーか、十勝川でフライ。1匹でも顔を見れればOK!
 然別を下ると、少し曇り空になって来た。光線が刺さって来ないので過ごし易い。
 PM1:00,鹿追の養鶏場前の玉子自販機に行くと、せっかく来たのにウコッケイの玉子が無い!
最初から入ってないみたい、、、ザンネン。赤玉を200円11個買う。(←どうすんダ!)
 車載のビールが底を尽いたので、酒屋を探して発泡酒(ブロイ)を1箱買って我慢する。
この4日の暑さで、350缶X24本が蒸発してしまった。て事は、1日6本か?
昼:夜の蒸発率は、4:2か3:3って事になる。脱水症状を避ける為には仕方あるまい。
...んで、ぬるいブロイをプシュッとな。

 鹿追の然別川でフライ。チョットぬるいゾ!サッパリXXX!
 3:00,移動して十勝川でフライ。ここは前から実績が有る場所だ。
昨日雨が降ったのかな?少し増水、少し濁り、GOOD!イザ行かん!
 フライですぐに来た!小型ながら綺麗で太いニジマス。また来た!ここでも来た!バンバンアタックして来る。ジャンプする、突っ走る、#5ロッドをここまで曲げるとは、ミニダイナマイト炸裂!
プールからジャンプしながら食って来たヤツも居た。「スッゲ〜ッ!」
 風が出て来て、雲行きが怪しくなって来た。まだ200mも進んでない。
山に陽が陰ると、ピタっと食いが止んだ。イブニングライズにはまだまだ有るのに...。
ここで止めろって事かも知れない。トムラウシの方の山は雨雲に覆われているし。
ヨッシャ、今日はこれまで。素晴らしいニジをありがとう!

 林道を登ってる途中で夕立が来た。車がキレイになってヨロシイ。
壮絶な夕立の中、トムラウシキャンプ場には20張り位のテントが有り、車・バイク・山屋...それらしきテントが滝に打たれている。
この夕立が上がるまで、先に温泉に行こうか。
 東大雪荘は宿泊客でいっぱい。雨の降る露天風呂で極楽気分。
茹だって岩に腰掛けると、小降りになって来た天然のシャワーが気持ちイイ♪

 すっかり雨は上がり、風呂上りにキャンプ場の空気が心地良い。
テントを張って、ご飯を炊いて、地鶏&地玉子で親子丼。上出来ダゼ!
    〜116q


8月13日 金 久々の曇り  トムラウシキャンプ場〜
 AM8:30,とても涼しく快適ナリ。シェラフから出たくない程の気分。
雨の気配は無いが、薄い雲の覆われて太陽が見えない。釣り日和になるか?
どこかでまた釣りをしたい。川でフライか、湖でルアーか、知床でピンクサーモンか?
 コーヒーを飲んで、親子丼の残りを更にチューンして朝食。

 10:40,十勝川。昨日上がった所から上流へとフライで釣り上がる。
夕立のせいで増水し、濁りもキツクてウェーディングが怖い。無理出来ないなコリャ。
 ドライフライでの反応は全くナシ!それでもカラフルなテレストリアルなどで反応を伺う。
「魚を釣りたい」のではなく、「ドライフライで釣りたい!」の苔の一念のみ。ドライって面白いぢゃん。
釣れない時は、またここに来た時に釣ればイイ。思い通りの釣りがしたいだけ。
 いよいよ雲行きが怪しくなって来た。途中で諦めて、人跡未踏の藪を横切り道路まで抜ける?
何と遭遇しても良い様にカメラを構え、たぶん、この方向であろうって勘でケモノ道を進む・・・。

 PM1:00,車に辿り着いたら雨、間一髪セーフ。とりあえずザンネン乾杯!
さてさて、まだ時間が有るしどうしましょ?日高にも行きたいし、釣りもしたいし...
...濁りのない・・・湖・・・雨で溶解酸素も増えて水温も下がり・・・糠平か?

 ぶらぶらしながら4:00,糠平着。新得も鹿追も雨だったが、ここに来たら明るい曇り空。
ここでも豪雨が有ったとしたら、少しは良いかもしんない。ルアーでベイトタックルを持ってGO!
頼むョ、80オーバーのブラウン。さもなくば50オーバーのニジ。ま、30程度のアメでもイイケド。
 長期の減水の上に増水して、大草原が湖へと沈んでいる。スメルト達が足元で群れ、これを狙ってアメマス程度ならイケルかも?
水中へと続く大草原に、静かに静かにウェーディングして行く。意外にぬるいゾ?
 パニッシュをキャスト!サブマリナーを、オークラを、トビーをキャスト!
草原の切れ目を丹念に探るが、全くもって音沙汰ナシ。たまにデカイ鯉のライズが有る位。XXXXXXXXXX。

 7:15,キャンプ場は超満員。第2(隣の空き地)に入る。ここも殆んど埋まってる。
何とかテントを張ってから夕食の支度。ハラヘッタ...。
今夜は、豪華絢爛目玉焼きカレーです。なにせ玉子が余ってるからネ。(3個付け)

 もう少しで帰らなければならない。時間を計画性も無く使うのは楽しい。
あっ、予定を立てないって計画でした。では計画通りに進行中。非常に有意義だ。
明日はまた知床にでも行ってくれようか?明日は、明日は、明日はどうする?  ・・・明日、考えョ。
    〜141q


8月14日 土 曇りのち晴れ!  糠平キャンプ場〜
 AM8:30,夏の涼しいキャンプ場の目覚めは最高です。自然に目が覚めるって幸せだよな。
コーヒー飲みながら地図帳君と談合開始。十勝川・鵡川・長流川・尻別川...
たまには五色温泉?ピリカ?長万部?...山岡家・山頭火も忘れてはイケナイ!
あと3日、あ、知床も行きたい。時間はどんどん過ぎて行くゾ。
 とりあえず朝食。テリ焼きハンバーグに目玉焼き3個付け。

 10:30,然別に入るとキリ雨。山を一つ隔ててこの天気ですか。
十勝川のアノ辺は晴れてるかもしれない。さらに、水が治まっているかもしれない。
 鹿追もキリ雨、岩松内キリ雨、十勝ダムもキリ雨、、、を抜けると雲が明けて来た。
青空!イケルか?雲の海がバックミラーに消えて行く。

 12:00,ピーカン♪水量は落ち着き、初日よりもGOOD。
橋の下のプールにフライをプレゼント。一流し目からニジが跳びついて来た。
先行者の足跡が有り、爆釣ほどでないがポツポツ釣れる。20cm足らずのニジでも、一旦流芯に入られると信じられないパワーを発揮し、例え足元に寄せても油断は出来ない。
全身が筋肉で、そのセッパった背中の中にはTNTが蓄えられているに違いない。
 すでにクシャクシャになったカディスを、流れに呑ませて沈めてみる。「・・・ムムム?」
不自然に止まったリーダーを感じて合わせるとヒット!ウェットの方が反応も良く、型も良い。
それでもドライの方が面白いって事をつくづく実感。結果よりも行為を優先に釣りをしてるので満足。
 1.5qほど釣り登って、今回は気持ち良く終了。
途中の川岸でエゾジカの角を拾った。ちょっとクサイけど、またとないお土産をGET!
「サンキュー、バイバイ。」素晴らしい川に感謝。乾杯!

 PM4:30,日高キャンプ場目指して出発。十勝ダムはキリ雨、鹿追もキリ雨、新得は曇り、日勝峠は雨。
あそこだけ晴れてたのか?オレの日頃の行いの賜物に違いない。ウンウン。
たぶん日高は晴れてるでしょう。   ...たぶん。

 日勝峠を下ると晴れてた。BINGO!爽快な風を、窓を全開にして取り入れる。
 日高キャンプ場は超満員。どこまでがキャンプ場かの区別が無くなっている。
混んでるのはイヤなので、隣の川岸にテントを張る。キャンプ場に隣接するスバラシイ空き地。
ハラヘッタ...。たまには外食しようか?毎日が外食だけどネ。
 町中の“あかさか”ってラーメン屋に入る。「味噌ラーメン大盛り!」
網走の“天山”よりはイイが、ここも化学調味料の使い過ぎ。どこにでも有る味噌ラーメン、、、ノーコメント。

 日高高原荘はリニューアルの真っ最中。エラク立派になるみたい。
温泉は熱いけど、とっても気持ちイイぢゃん。「やっぱり日高だよネ〜。」
    〜199q


8月15日 土 はっはっはっ晴れ!  日高キャンプ場〜
 AM8:30,最高な青空、サイコ〜な目覚め。こうでナクッチャいけませんナ。
コーヒー飲みながら考え中。・・・本日の予定「何もしない!」  (注釈:「釣りをしない!」)
 テントのダブルドア全開で、寝タバコ・寝コーヒー、本を読みながらゴロゴロと。
・・・でも、途中で挫折、活動開始。

 初めて通るルートを探して苫小牧に行き、“山岡家”で朝&昼食。「つぁ〜、ンメ〜!」
これより有意義なヒマツブシのスタート。
近郊を散策しながら、ビールの副作用で不覚にも昼寝。。。。。。。

 ・・・すっかり寝コケる。それでも大満足。
北海道で昼寝したのは初めてかもしんない。もう満足しきってる証拠か?
 お土産屋を物色してたら、健気にも腹が減って来た。今夜の宿も決めてないし。
それでは苫小牧でもう一杯。“山頭火”にてトロ肉ラーメンを堪能。あぁ〜、シ・ア・ワ・セ。

 真面目に活動しようと、支笏湖のポロピナイキャンプ場に行くが超ウルトラ満員!空いたら来ます。
対岸のモーラップキャンプ場はと?輪を掛けて激烈満員!町から近いと人気が有るな〜。 当然行きません。
 キャンプ場上のガラアキのPを発見!それでも先客が数人居るが、今夜のお宿はここに決定。
どこでもイイんだよ、無理にキャンプ場でなくても。ここは車の音も宴会の騒音もないし。
裏は山の斜面だが、ありがたい事に180度分だけだが最高の星空が見える。
 何を持ってしても表現出来ない綺麗さを、ビールを飲むのも忘れて見入ってしまった。スバラシイ!
今日は何もしなかったけど、けして無駄な1日ではない。何もしないって予定をクリアしたし。
もったいない気もするが、こんな北海道の1日が有ってもイイかもしんない。
    〜213q


8月16日 月 また曇りか?  モーラップキャンプ場上のP〜
 AM8:30、あんまり雲行きが良くないな?釣りに行こうと思ってたのに...。
空を気にしながらコーヒーを一杯。最終日だからと言っても慌てず騒がず。頑張りましょう。
夕方に苫小牧に行けば良いので、近場でウロウロして居ようか?

 10:30,美笛峠を抜けて長流川に。曇り空の挙句、嫌な風まで吹いている。
橋の上から見ていると、時折水面上を風が駆け抜けて行くのが感じられる。どうしよう?
オレの事だから釣るとは思うけど、風にジャマされて満足出来ないと思い断念。
ここまで来たが、GOODなコンディションで釣れない方が満足度を得られる主義だし。
 車の横の笹藪の陰で8Rをセットし、カップメンで腹ごしらえ。
う〜ん、行きたい所...晴れてる所。どこに行けば太陽が見えるんだ?

 11:40,雲の上の五色温泉は大正解!不思議と、この一帯だけが青空が広がっている。
もちろん露天風呂にGO!昼間っから随分とお客さんが居ますな。オレもその一人。
 バイクの人達が半分か。道内の話に花が咲いている。景色が見える露天風呂ってイイナ〜。
 ニセコに下りると、相変わらずの曇り空。もう帰るんだし、青空も浴びて来たしイイか。

 苫小牧で兄貴と待ち合わせ。「1年振りに飯食いに行こう!」
スシ屋とかヤキニク屋の話は軽く受け流され、最近出来た九州ラーメンの店に車は向かっている。
北海道で九州ラーメンとは、サスガに兄貴の接待には恐れ入る。
去年も確かラーメン屋だった?1年振りの兄弟の再会はトンコツの味がした。なかなか旨いぢゃん。

 仕上げのラーメンも食べて、ゴキゲンでフェリーターミナルへと向かう。
秋田経由、新潟経由、敦賀行き。特等席でカンヅメか...。    〜283q

 強烈な太陽光線が懐かしいな〜。兄貴の話では、沖縄の那覇よりも小樽の方が暑かった日が有ったらしい。
異常気象か、グランドクロスの影響か、はたまた世紀末なのか?
それでも北海道はそれなりに答えてくれた。暑さ以外には何も北海道は変ってはいない。
 オレの行動も何年たっても変ってはいない。北海道に何も求めない。ただ、このままで在って欲しいだけ。
当然四季の変化は感じられないが、夏の歓声は感じられた。この暑さを1年間温存せねば。


 8月17日 火 PM3:30,新潟港着
  『暑い!熱い!夏い!赤道直下の熱帯雨林かここは!』
  エアコン最強でも汗が出るって何事ダ!
  浦島太郎の玉手箱からの煙は、実は水蒸気だったらしい...北海道に帰りたい...

   走行距離〜2858q   Let’s北海道1999” 〜完〜         〜熱い!