| Let's北海道 2007” 〜序章〜 「どーするがぁ〜、行ぐがーべ?」 (いかがいたしますか、行きますよね?) つまりは、こういう事なんだ、 ある日の事、居間でゴロゴロしながらのダメオヤヂ、家族でTVなどを観ています。 すると、“話題の北海道新観光名所”だとか、“教えてあげたい北海道特集”だのなんだのしてます。 『ふ〜ん、あ、あそこネ、オレ知ってる、でも行った事ナシ。』(笑) 観光名所ですか、北海道グルメですか、野良屋さんとしては興味ありませんが。トムラウシのトイレ(便所)とかさ、糠平のトイレ(便所)とかにでも、若手お笑い芸人でも潜入させろってんだよ、TV君。 (^^; とにもかくにも、もう14年(16回?)も北海道に通ってるのに、観光らしき観光はした事もなく、宿はキャンプ場、飯は自炊、行く所は魚の居る所だと、御土産を買うのも億劫なツアーしかした事がありません。あの札幌ですら鬼門だと思ってるのに、TVでガイドしてる所なんぞは、銀幕のヒロイン程度にしか見ていませんナ〜。 「どうですか皆さん、私のすぐ目の前でシロクマが泳いでます♪」 「見てくださ〜い、頭の上でペンギンが飛んでまぁ〜す♪」 ペンギンなんざ上越水族館にだって居るぢゃん、、、って、あっ・・・ 『おぉぉぉナント、そ、空飛ぶペンギンとわ、、、コレは観て見たい。』 【旭山動物園】 そうなんですか、ここに行けば空飛ぶペンギンに会えるのですか。 がしかし、一人でディズ○ーランドに行くと同じ位に酷だしナ〜、一人で、一人で、、、 『オイおまえら、一緒に北海道に行ってみたいか?』(などと、つい、) その場で気まぐれなアンケート程度のつもりであったが、意に反して家族は全員が行きたいと。 嫁さんとは93年に一緒に行ったのであった。その年は記録的な冷夏で、曇りと雨とで泣かれグズられ、オレにとっても2回目の北海道であったが、雨よりも寒さよりも、同行者の天候が崩れるのが一番の重荷であった。 嫁 「あんな寒い所はもう行かんでもいいや。」 ←と言ってたョナ、うんうん。 小6になった長男の鉄男は、もう2回も連れて行ってるし。すでにペンギンよりも、廃線だ、DD51だ、めがね橋だとワメキマクリ、すっかり行く気になっちゃってます。 妹の満子は小3で、北海道でなにしたいかと聞けば、「ぎゅ〜にゅ〜♪」だとか。 どおしよぉ〜、、、もしも家族で行ったらオレの夏休みはどうなるのダ?? 空飛ぶペンギンか、空飛ぶレインボートラウトか、、、釣りはまず自粛を迫られるでしょう。 そうだ、1日目に旭山動物園に行って、2日目は家族をドコゾの駅に送って、名物駅弁でも買ってあげたら鉄男もろとも、DD51の北斗星に乗せて帰せばイイのダ、 ・・・ナンテ。 ・・・時は流れ、6月某日、そろそろ北海道のチケットを予約せねばの頃。家族も北海道の事などは一時の気の迷いで忘れてるだろうと思い、ソレとナシに恐る恐る聞いてみる。 すると、嫁さんがドカーンと! *北海道ガイドブック* 嫁「なに言ってるがぁー、行ぐがーべやれ!」 (なにを今更お言いになりますか、みんなで行くのですよね♪) 鉄「ちほく高原ふるさと銀が線のはい線はのこってるんだよね?」 満 「そふとくり〜む♪」 ・・・かくして、幸か不幸か、家族での北海道が決定した。 フェリーは往復ともに2等を予約でGET。お・お・おおふくで88000えんとわっ!! 家族でキャンプ(←ダ!)だとすると、オレのムーンライトVでは事足りず。テントか、テントも買わねば。 全日程で必ず晴れるって保障はあるか? 手頃な価格であろうと、コー○マンとかロ○スはイヤ。 こんな時にと、以前からムーンライトXが欲しかった。今のVと同じ構造だし、設営簡単、信頼性は折紙付き。 なのだが、新潟県産の*SNOW PEAK*のアメニティードームなる物件に目が留まった。ムーンライトXと価格的には同等なのだが、広い前室も装備し、床面積も圧倒される広さがあるのだ。設営も簡単そうだし、雨や風にも強そうだし、割引き価格でも43890円か。う゛〜ん゛、これからの生涯を暮らすべく新居を選ぶ気分。 そして後日、買った、買ってしまった、家族の為に、北海道の為に。 他の装備は家にあるのでぜんぜん兼用できるし、ココゾとばかりに無駄な出費は控えましょう。 んで早速のNewアイテム、鉄男の部屋で組み立ててみた。サスガにこのサイズだと一人では無理。 部屋いっぱいに広がった新居=アメニティードーム。広い、大人2子供2ではもったいない位に広い。 床の広さが270px270pって事は、まるで四畳半もあるぢゃん! 嗚呼、コレさえあれば、いつ追い出されても住める♪ (^^ゞ
8月11日 土 はれ 昨夜からの荷物の積み込みが決まらずして、あまりの物資の量にタヂタヂ。 引越しか? 我一家はこのまま北海道に御引越しかいナ♪ (^^; コレを見てしまうとオレの荷物などはビビたるもので、主婦(注:ウチの嫁さん)の考える 一家4人の北海道一週間ってのは、オレの予想すら上回る規模なのであった。 ざっと見てみると、、、 *衣料コンテナBOX(3段引き出し)・・・2 *寝具コンテナ・・・1 *食器コンテナ・・・1 *調理器具コンテナ・・・1 *調味料BOX・・・1 *乾物・お菓子の箱・・・1 *ウーロン茶 2Lx6本x2箱 *ジュース類・・・2箱 *旅行バッグ・・・大2 *ストーブ等コンテナ・・・1 隙間を見つけて押し込んでと!! *テント・・・2(予備アリ) *タープ・・・1 *シェラフ・・・4 *テントマット・・・1 *銀マット・・・2 *2バーナー・・・1 *ランタン・・・2 *ホワイトガソリン4L・・・1 *ウォータージャグ・・・2 *バック・・・3? ついでにですが、 *釣具コンテナ・・・1 *ロッド・・・4本 など、など、など、、、モロモロ多数。。。 たぶん積んだ、たしか積んだ、ここまで入れると確認もママなりませぬ。 がしかし、絶対に必要なモノ、それはテントと釣り具なのであ〜る!! AM6:15,矢は放たれたのダ、いざ行こうではないか諸君! 一路、六日町インターへ。運転しながら頭の中では荷物の確認をしてる野良屋さんなのです。 まだ間に合う、もしもナニかあったら早く言ってクレ〜。 嫁「はーいいすけそ、じょいか北海道でも買えるべや〜れ。」 (もう心配なさらずに、忘れ物は北海道で買いましょうかね。) 鉄「めがね橋ってさ、しずんでないでしょ?」 満 「おしっこ・・・」 って満子ぉぉぉ〜、この期に及んでシッコとわっ!!! インターを通り過ぎ、7-11で早くも休憩。 実はオレはウ○コが出たいのだが、家でキバッても全快にならず、、、 昨日の健康診断でたらふく飲み干したバリウムがまだ頑張ってるらしぃ。 万年快便軟便が自慢のオレだが、どうも昨日も今朝も出し損じてしまっていたようなのダ。 出そうで出ない、ケッコウな硬さ、 (^^; なんですか、糞切りの悪いってな出発と相成りました。 (笑) 風速1m・気温25℃。無事に高速に乗り、朝飯のパンなどをパクツキならが新潟港を目指す。 助手席には鉄男、後部座席でお菓子やらジュースに囲まれてるのが嫁さんと満子。 のんきに“森のクマさん”でも歌っててくれ。オレは忘れ物のチェックで頭がいっぱいなのだ。 ♪あるーひ(あるーひ) 森のなか(原野の中?)♪ ♪クマさんに(ヒグマさんに?) であっ〜た♪(出遭っ〜た!!) 長岡を越し、どうも運転に集中出来ない、、、出そうで出ないこの苦しみ。 中からは押されてるのだが、出口でガンとしているってな感じ。この出したいけどポンッ♪っとは出ない様な感覚が神経をも刺激し続け、遂には思考能力も欠けて来たのが分かる。便秘の人って大変だなコリャ。 いよいよSAに寄り、テコでも出すゾとトイレに入る。はい、新潟を目の前にして休憩ざんす。 こんな事ならば、昨夜は潤に行って大油でも食えば良かったかと。 (笑) 分速1pレベルで押し出し、やっと腹のつかえも取れて思考能力が回復。 (^^ゞ 無心で考える時間がタップリとあったので、忘れ物を数点思い出しの、、、 *北海道のラーメン本(居間の入り口付近に置いて来てしもた) *ホクレンの地図帳(朝見てそのままだったかも?) *オイスターソース(まぁべつにいいか・笑) 高速を降り、新潟市へと入る。 フェリーターミナルに行く途中で、まさぼうー!さんとドッキング。 オレの身を案じてか、御通じが良いようにと黒崎茶豆をシコタマ頂きました。 更には黒崎茶豆と言えば、オヤクソクで冷たいビールも頂きました♪ あっ、そう言えばビール買い忘れて来たのだったのだった、、、フェリーのビールは確保だと。 9:00,もう駐車場が満パイなフェリーターミナルに到着。 今回は二等寝台ではないので、早い者勝ちな大広間二等船室。受付などは後回しにし、少しでも早く家族を二階ゲート前に案内せねば、、、なんて思って入り口に入ると、なんと受付はガラ空き。こともあろうに一般乗船の列は、二階から階段を下がって一階にまで延びていた。ヤバイ、チョイと今回はヤバイかもョ?? 席が取れないワケではナイ、4人並んでの席が空いてるかが問題ナノダ。鉄男は当てにならず、嫁さんはこんなにもデカイ船は初めてだし、来る前に船内の状況と二等船室ナンタルかを教えてはいたのだが、もたもたせずに迷わずに運良く4人並びの場所を確保できるといいのであるが。 そんな家族を列に並ばせ、そそくさとオレは受付を済ませ、人数分のチケットを渡して車に戻る。 再度荷物のチェックをしながら、やっと一人の時間。ここまで来たら北海道は目の前同然。せめて家族には、素晴らしいツアーをと、思い出多き北海道になって欲しいと願うのでした◎。 しばらくして嫁さんからメールが入り、無事に家族の居場所を確保したようだ。 車はかなり遅れて最後の方で乗船。 ヨシヨシ、この位置ならば下船は早そうだゾ。お菓子やらジュースやらビールを持って船内へ。連絡を受けた二等船室に行くと、上手く4人並びを陣取っていたようだ。まずはビールで乾杯!! すると銀の道組長から電話が入り、見送りに下まで来てくれてるとの事。 ビール片手に鉄男を連れてデッキに行って見ます。岸壁とデッキで電話しながら、久々の御挨拶。 >野 『おはようございました。少しは釣りもして来ますからネ〜』 >銀 「鉄男君も元気そうだねー。」 >野 『また変な入れ知恵はしないでくらたまぃ。』 >銀 「あはは、バレた?(笑)」 銀さんに見送られ、船は定刻通りにゆるゆると岸壁を離れる。 部屋に帰り、ビールをもう1本♪ 『無事に出航となりました、着くまで自由時間、はい解散。』 オレはビール片手に、バックには手帳とノート(この日記帳)と本を数冊。 出航間もなく、まだ空いている休憩室に行き、既にバッテリー切れのケータイを充電しながら心の準備。 行きたい所、家族を連れて行ってみたい所は山ほどあるが、今回初の家族ツアーだと言うのに、ぜんぜん予定もルートも決めていないのがオレらしく、またソレはソレで嬉しかったりもする。(^^; ソファーに半寝そべりで本などを読んでいると、たまに鉄男が満子を連れて偵察に来る。満子はシッカリと手で握っていたであろうチョコレートをやんわりと一片差し出してくれ、その代わりにオレのビールのツマミなどをガメて行くのだった。 お昼は持ち込んだパンとオニギリを食べ、今だけであれば毎年と同じ調子。 読んでいる本は、久々に本棚から発掘して来た≪オーパ!旅の特別料理≫ 開高先生の≪オーパ・オーパ≫シリーズを全て読むと、隊に加わった料理人である谷口教授の日記帳でもあるこの本は、台所から見た裏話しなどが満載でとても面白いのである。何度も何度も読んだ本ではあるが、また何かネタでも無いかと読み更け、トレトレのレインボーを清蒸にでもするかとか、安い海産物を箱買いしてブイヤベースでも作るかなどと妄想を巡らせる。 そこへ嫁さんが黒崎茶豆とビールを持って来てくれての、 嫁「これで最後んがぁ〜、よ。」 (これで最後ですわ。) どこからともなくエビスを持って来たのは感心だとしよう。 がしかしダ、あんなにあった黒崎茶豆がコレダケしかナイのネン。。。 今回はオレ1人の自由行動ではなく、嫁さんとは事前に相談していたんだ。 せっかくの家族旅行(?)だし、掛かるべく経費はなんとでもなる。目先の楽しみ・思い出基盤を優先し、特に子供達には必要以上な節制はさせまいと。 仮にダ、予定外の嬉し楽し出費が+30000円かかってしまったとしよう。でもその程度であれば、年割りで一月2500円でしかない。オレがラーメン食うのを一月4杯でも節制すれば問題ナシって事か。(笑) お祭りで屋台のタコヤキとかは食べたいワケだ。暑かろうが寒かろうがソフトクリームとかあったら食べたいワケよ。峠の茶屋で他の人が揚イモ君とか食べていたら、やはりソレを欲しくなるってのが性だろう。北海道で輸入冷凍カジキマグロのネギトロでもいいんだよ、ロシア産の冷凍タラバ足でもOKなんだよ。焼き肉ならばアメリカポークでも、真空パックの味付けオーストラリア産ジンギスカンでも満足なんだ、そんなモンなんだよ、安い贅沢経費だろ? 注:野良屋さんの考えてる不/必要論 ☆観光地のホテルに泊まる ←眼中にもナシ(不可) ☆オートキャンプ場に泊まる ←贅沢スギ(不可) ☆現地から実家に毛ガニやメロンを送る ←ソノ気もナシ(不可) ☆ガイドブックに載ってるような店でウニ丼とかイクラ丼とか食う ←問題外(不可) ☆温泉付きのキャンプ場を探し100q移動する ←必要(可) ☆焼肉の為に備長炭を買う ←必要(可) ☆道の駅に立寄ったら名物アイスなどを買う ←オレは食わんが(可) ☆スーパーで半額品を買って夕食を決める ←嫁さん談(可) 楽しもうよ北海道。贅沢ツアーでもなければ節制ツアーでもないんだ。 みんなで北海道を楽しむ事。満足しようよ、もう二度と無いと思うから。 (笑) 鉄「この船には、お湯のキカイがあるんだよ。」 満 「カーナビがあった、まだうみのうえだった、」 なぜかオヤツにカップの味噌汁を飲んでる鉄男君。もっともっと探検して来なさい。 子供達を連れてデッキに出てみます。晴れた青い空が広がり、波も穏やかな凪いだ大海原。 下の海面を見ていると、船に驚いたトビウオがツーン・ツーンと海面上を逃げるのが見えます。 例によってトビウオが飛んでる間に願い事を言うとかなうと言い、3人で願掛けをばして楽しみます。 キラリと光る軌跡を残してすぐに落ちるのも居れば、驚く程に長い距離を飛行してるのも居ます。 いつ出て来るか分からぬ海面に目を凝らし、飛んだ瞬間に『大物!大物!大物!』などと念じます。 鉄「今のね、DDって10回も言えたよ♪」 満 「すぐにおちるから ぜんぜんいえないよ〜、」 小声でブツブツ言ってる満子に、手伝ってあげようかと聞いてみます。 満 「うんとね、おすし、あいすくりーむ、ジャムパン、ケーキ、しか、きたきつね・・・」 やっと夕方、もう半日以上も経つのでフェリーに慣れたのか、客室で騒ぐ→怒るの繰り返しで、少しは黙らせようと6:00には早くもレストランに行く事に。オレはビール持ち込み、子供達はジュース持ち込みで臨みます。好きなものを取ってもイイゾと言っておいたが、意外にも安く上がり、夕食は4人で3600円ナリ。 ヤイノヤイノ言いながら楽しい夕べ。見る見る間に食べ切ると、「まだ食べられる・・・」 あ、オレもご飯もう一杯は食えそう、、、んで、結局1800円を追加しちゃってコンナモンでしょ。 (^^; ご飯も食べたし、お風呂にも入ったし、明日は早いゾ、北海道だゾ!! たのむ、騒ぐな、良い子になって早く寝てクレ〜。。。 〜137km 8月12日 日 はれ フェリー〜 AM3:30,いつものようにモソモソと起床。子供達はザマミロって位に寝コケてますが。 またワイワイと起き出す前に、嫁さんとしみじみモーニングコーヒーを飲みに。 今日の天気と気分次第でルートを決めるつもり。着いたら直ぐにも旭山動物園に行くのは可能だが、大人気の観光地であるし、ましてや今日は日曜日でもあるし、みすみす行列を目指して突入する事もあるまい。 ナンテ、、、このまま真っ直ぐに旭川向けて北上するのもナンなので、はやり通い慣れた道に挨拶せねばなるまいと思い、日高経由で旭川を目指して、今夜は富良野か旭川あたりのキャンプ場に泊まろうかなどと考えてます。・・・であるならば、途中で川に入る事も可能なワケなのネ〜♪ (^^ゞ 子供達を起こし、そろそろ下船の準備。 そして4:30,遅く入った車は先頭集団として定刻通りに下船。 『今年も来ました北海道ぉ〜!』 さて、早朝の小樽に着いて軽くですが、はいコレが小樽運河、アレがレンガ倉庫、パンフと同じ景色が合って良かったネ〜、よし、小樽での観光終了♪ (^^; 道すがら、朝飯を買いにコンビニに寄ります。オニギリをパクツキながら小樽を抜け出し、この先はテコでも札幌市内を通りたくないので、途中から海岸沿いに出ての、石狩川方面までスイスイと。町から出るとやっと北海道らしい景色が広がり、どうだ、新潟の景色とはぜんぜん違うだろ? 嫁「この子がそーや、またもじもじしてるが〜て。」 (満子さんがねぇ、何か話したい事があるみたいですわ。) 満 「おしっこ・・・」 ・・・あのネ、北海道ってのはネ、見ての通りナンもナイ所なので早く言え!! 嫁さんも満子もド田舎モンなので、野グソも野ションベンも平気なのであるが、上陸1日目の朝っぱらからそんな事をさせるワケにも行かず、やっと町らしき所を探してトイレを見つけてと。(困;) 当別、江別、栗山と抜けて、いつもの勝手知ったるルートに入る。 朝飯食って寝てる者あり、廃線は無いかと目を凝らしてる者あり、こうして信号も無しの道をゆるゆる走っていると、その移動距離に応じて時も経ち、8:00には夕張で休憩をば。 必ずや立寄る大御土産屋さんであります。ちょうど今から開店で、存分に見て来いよと。 家族は店内でナニやら物色であります。オレは車でカーナビを見ながら、次はどこかの川で休憩しようかなどと考えてます。そこに鉄男が飽きたのか店内から出て来ての、道路の向うの線路などに見入ってました。(笑) ・・・するとダ、 鉄「おぉーっ、スーパートカチ!スーパートカチ!!」 ・・・満足そうにまた店内に入って行きましたが。 (^^; げ、げ、解せぬ、、、イキナリ外に出て来て、まるで見合わせたかの様に通過するスーパートカチとわっ! 鉄男君、まさかこの位置から見えるたった10数秒を察して店内から出て来たと言うのか? (爆)
店内で物色中の嫁さん、もう30分は篭城しちゃってます〜。 嫁「欲しいががいっぺっこあってそ〜、」 (欲しいものが、たくさんあって迷いますわ♪) だいぢょ〜ぶ、ここには帰りにも寄るつもりだから、お菓子だとかの御土産は帰りにしましょ。 まだ北海道に着いて数時間しか経ってないのに、今から御土産で悩んでもらっても困る。 野『どうする、メロン買って今夜キャンプ場で食べるか?』 嫁「いいが、もったいねぇすけに。」 (いいですわ、もったいないですから。) 野『欲しいのがあったら買ってもいいんだよ』 嫁「また帰りに来るがだったらいいが。」 (帰りに買いますからいいですわ♪) ここでメロンプリンだとかメロンソフトだとか食べ、すっかり晴れ晴れしい野良家でありました◎。 さてと、嫁さんの機嫌が良いし、釣りにでも行こうかナ〜♪ 峠を抜け、日高から曲がり、いつもの鵡川ルートへと。 北海道の蒼い空が広がり、高くなって来た陽がサンサンと降り注ぐ。 窓からは心地良い風が車内を駆け巡り、清涼とも言うべき甘くも爽やかな香りを運んで来る。 あぁ北海道、いつもと同じ北海道だ、来てよかった。 車で川まで行けて、釣りが出来て、子供達を水遊びさせられそうなポイント。 みんなの見える範囲で釣りをするので、君達は虫捕りでも魚捕りでもしてなさいネ、と。 ただしダ、頼むから川に入るのはオレが釣りをしてからにしておくれ。 (^^ゞ 鉄男は森の奥にあるであろう線路を凝視してます。 (笑) 虫捕りアミを持ち、ブンブン振り回しながらも、何か探すように着いて来る満子と嫁さん。 まずはプールの流れ込みへと岸辺を静かに歩き、ここに野良イチゴがあるゾ〜、と教えてあげる。 川に一歩踏み入れて深呼吸。また浅くなってしまってる流れ込みだが、プール入り口の大岩はまだ健在だ。 大岩ブッツケ上流にDコン55をキャスト。流れに乗せて沈ませ、岩盤のカーブからテンションを与える。 ・・・直ぐに軽いショックが来たが、小物か、、、 また数投後に何とか小ニジがヒット。生意気にも跳ねマクッてるゼィ♪ 家族に見守られながらの第一号。(ほっと♪) 小型ながら跳びマクリで、小さく幼い顔なのに、体高だけはパンパンの道産子レインボー。 欲しそうな顔してる満子と嫁さんに見せびらかし、また流れにそっと帰してやる、、、が、 満「えぃっ!」 ばっしゃん♪ 野『・・・って、またアミですくうんぢゃナイ!!』(^^; ちょーしコイて下流まで探るが、同じ位な小ニジがポツポツ。。。 大好きな思い出多いポイントなのだが、年々砂で埋まっては浅くなり、緩い岸辺の川底には泥も堆積している。何年か後に高○道○が完成しても、もうこの川はダメだろうナ〜。 はい、1時間程の川遊び休憩おしまいです。 この先、この先、家族で入れる川か、まだまだ行きたいゾ〜。 ま、とりあえずはウェーダーは脱がずに出発だと。 ガンガンに陽が射して来ました。とっても夏らしくって◎です。 暑い=川遊び、の方程式が成り立ちますネ。 暫らく走り、今度は冷たぁ〜い渓流で一休みをば。 ここは車で河原に入れるのは1ヶ所のみで、喜べよ鉄男君、通称線路下ポイントです。 また目の前で釣って見せるから、ジュースでも飲みながら見てなさい。などと言いつつ、もうここには先行者が入ったらしき形跡があり、車の前のポイントはウンともスンとも反応がありません。がしかし、テコでも釣らねばと気合いを入れ、何とかギリギリで家族の目の届く所で小型のアメをヒット、セーフです。 鉄「いまみてたー? キハがとおったよ♪」 ココはもうダメ、これ以上粘っても釣れそうにない。 そろそろ腹もへったし、ウカツにも家族の天候が崩れるのも難ですし、移動しましょか。 とまぁ安心させ、でもまだウェーダーを脱いでない野良屋さんなのでした。 もう昼過ぎなのに、マジで今夜の宿を決めてなかったりします。 今年は一人ではないんだゾ。失敗したのはホクレンの地図帳を忘れて来てしまった事。 オレのカーナビは道しか書いてナイし、あの地図帳は知らないキャンプ場から温泉から道の駅からホクレンスタンドまで載ってて便利なアイテムだったのである。 明日は朝から旭山動物園のつもり。ならば今夜は旭川付近のキャンプ場に行くのが得策。がしかし、この先の富良野〜旭川辺りは通過ばかりだったので事情を知らない人なのでした。カーナビにも多少はキャンプ場があったみたいだし、行けばナントカなるでしょ、ってな楽天家なのネ〜♪ どこかで腹くくってウェーダーをば脱ぎましょうか。 射すような夏陽の下、車はゆるゆると走り、涼しい風に撫でられながら昼ねしちゃってる家族。 やっと着いた、秘蔵ポイントの螺旋切川なのです。 今日の釣りはココで最後にします、また目の前で釣って見せるから来なさい。 虫捕りアミ・お菓子・ジュースなど詰めたバック、ギャラリーも装備万端のようです。 頼む、お願いだ螺旋切川。去年はスカされたが、今年はこの橋の下にビッチリとニジが潜んでいてクレ〜。 オイ君達、まだその草からコチラには来ないよ〜に!! いいか、見てろョ、釣るのダ!! 一投目、対岸から橋の下日陰コースの浅場 ・・・スカ 二等目、同じくもう一回 ・・・スカ 三投目、流芯ダウンクロス ・・・まだスカ、汗 四投目、同じくもう一回 ・・・スカ、ヤバイ、涙 五投目、ダウンから橋の欄干の深場を舐め引き ・・・ヒット!! 決まった、ロッドをしならせ、浅場に出て来て1回ジャンプ! 流れをまともに受けての下流掛けで引きマクリ♪ 欄干下に潜ろうとしたのを足元に寄せ、あらら、そういえばこの川のアメって跳ぶんでしたかネ〜。
嫁「食うがーべ? もい3匹も釣れてがぁそ。」 (今夜のディナーですよね? あと3匹釣っていただきたいですわ♪) 野『今夜はもっと美味いの食わせるから、アメなどはリリース!』 見解の相違であった。(^^; そう言えば、家族の前で釣りなどはした事あったか? あったとしても、釣り上げた場面を見せた事などは無かった気がする。 嫁さんにしてみれば、せっかく釣った美味そう(?)な魚を放すってのは、損徳勘定的にはNGなのだ。 果たして損徳だけなのか? この姿を子供達に見せる事こそが徳なのであると、野良屋さんは考えます。 コレ満子、アミを構えてるんぢゃナイ!! (笑) 家族を橋の下の日陰で遊ばせ、オレはもう少し下流まで釣り下ります。 んが、小型のアメとニジが出たのみで、ぜんぜんパッとせず。。。 しぶしぶウェーダーを脱ぎ、川を後にして富良野方面へと向かいます。 この川も、終わっちゃったか? (T T) 走りに走り、PM2:30,やっと富良野です。 誰もが口を揃えて「ふらの富良野」と言うが、富良野は全く知らない野良屋さんなのです。 今夜の食料とかビールでも買おうと店を探しますが、『あった!』と思うと真横で通り過ぎ、はたまた反対車線にはスーパーだ酒屋だと見つけられますが、無理にUターンする主義でもないですし、なかなか良いタイミングではなかったりもします。(^^; がしかし北海道、ある時に買わねば、その先は何の保障もナイんだゾ、と。 反対車線にラーメン屋発見♪(笑)、と同時にスーパーも発見。確か【支那虎】と書いてあったような? 一度でも聞いた事があるラーメン屋みたいな気がします。ソレで迷わずUターンだと。(^^ゞ スーパーよりも先にラーメン屋でしょう♪ その【支那虎】です。店内はピッタシ満員で、我家族だけが西陽ギラギラに差し込む玄関で待ちであります。 どんなラーメンがあるのか知らないが、ここに居るだけでもメチャクチャソソリマクリな香りがしてます。 そして小上がりに通され、いつもの様に4人で違うメニューを3品ほど♪ オレは看板メニュー?らしい≪こげ塩≫をば♪ 見た目は茶色いが、その油の下は塩ラーメンです。この香味油はラードですかネ〜? ニンニク・ネギ、そんな感じの芳ばし強いマー油がタップリです。確かにコゲ塩だナ〜、、、下のスープからは鯖?鰹?の節系を感じます。麺はやや低加水気味で、カン水が少ないのか妙な食感です。ちょっと面白いかも知れませんが、この強いマー油と強い節系での塩ラーメンは初めての体験でした。
でわ、同じ敷地内のスーパーで今夜の夕飯の買出しをしますか。 思い付きで買物をし、レタス・長ネギ・玉ネギ・ジャガイモ・豚バラブロック・挽き肉・豆腐・サラダドレッシング・りんご酢・ホットケーキミックス・オイスターソース・メロン酎ハイ・発泡酒(^^; んで合計3786円也。 もう既にPM3:30,まだまだ陽は高く暑く、この夏1番の熱さではないかと嬉しく思ってます。 そろそろ今夜の宿をマジで考えなくてはいけないゾと、カーナビで旭川方面を探してみますれば、旭川の手前にソレらしき場所を見つけました。温泉が近くにあるオートキャンプ場と表示してあるが、家族の為にも初日位はマトモでもいいかなどと考えてたりもします。 富良野を抜け、しばらく走って美瑛で休憩。 ここは以前にも来た事のあるお花畑なので、ラベンダーの香りの中で北海道のノルマをも一つクリアだと。 長距離でも運転好きなオレは、走っていても景色も見えるし飽きません。でも後部座席の2人は、たまには新鮮な外の空気を吸わせてあげねばと思います。 ここは丘全体が色とりどりの花で飾られているが、実は一番目立たない色彩なのがラベンダーだったりもします。ラベンダー畑に行くと良い香りがし、この中でテントを張れたらさぞかし、ナンテネ〜。
カーナビに案内され、PM6:00には東神楽森林公園のオートキャンプ場フローレに到着。 気が乗らないが、とりあえず受付に行ってみて様子を伺います。 ・・・すると、幸か不幸か本日のカーサイトは満員との事。 (^^; がしかし!!! この先にはフリーのキャンプ場があるとの事♪ やったゼさすがは森林公園でしょう。 その先とは、オートキャンプ場と隣あったすぐ先だったのネ〜。ハイ決定しましょ。 まずは受付に行きますと、料金は1人たったの200円だとわっ!! もうキャンパーでいっぱいではあるが、芝生付き・キレイなトイレ付き・温泉付き、問題ナシ♪ 場所である、そうだ、さっきの道沿いのすぐ下が空いてた、ソコっきゃないゾ、と。 かくして、今夜の我が野良家の宿は無事に決定した。 道路から下がった土手下でありまして、道から家族全員で荷物を運ぶ。 テントを張る前に、まだまだ暑い夕暮れ、オレはビール(注:発泡酒ダ)をプシュっとネ。 さて、本番で初めて張ります御Newのテントです。 嫁さんと満子には炊事場やトイレを確認させに行かせ、鉄男と2人で組み立ててみます。 デカイです、広いです、楽しみです。最初は付属のロープの本数に戸惑ったが、全室のアシスト以外は悪天候で無ければ要らないのではないかとの判定。ソレとなく形になり、マットを敷き、寝具も運び込み、と。 では、オレは夕飯の仕度にかかります。 嫁さんにはガソリンストーブを覚えておけと命じてあったのだが、どうも野蛮(笑)な火器らしく、テコでも扱おうとはしないみたいである。まぁイイさネ、後片付けは引き受けてくれると言うので、この北海道では毎日オレの味を堪能して頂きましょうか。 『オイ鉄男、コレは君の仕事なのダ、ウォータージャグ満タンだゾ。』 嫁さんに米をといで来てもらい、2バーナーをセットして炊飯準備。 そしてオレはビール(注:発泡酒)飲みながらお湯を沸かしてます。 今夜のメニューは、茹豚の旨酢がけ&麻婆豆腐なのです。野良屋さん、一発ヤリますか。
キャンプでは、家で作ると同等かソレ以上の事をしてしまう野良屋さんなのです。 鉄の中華鍋も持参して来ましたし、食料以外の調味料・香辛料なども1BOX持って来てます。(^^; キャンプ場での楽しみは、やはり『食』でしょう。子供達も嫁さんも、たぶんに毎日インスタント食品でも不満は言わないとは思うが、オレにとっての『贅沢』とは、この手間暇をかける事なのです。手間と言ってもネ、お湯を沸かすよりも準備がメンドクサイってな程度で作れる料理なのですが。 そして嫁さんからの手料理が一品追加しての、、、レタスのサラダです♪ さて、お味はいかがでしょうか、? 自分で作った自分の味なので、オレ的には今回のは満点であります。 (^^ゞ 炊立て熱々ご飯と、いつもの嫁さんの味とは異なる夕食ですが、家族全員で美味しそうに嬉しそうに楽しそうに食べる姿は、たまにはイイカモ?なんて思っちゃったりもしています。 夕食が済んだら、キャンプ場に隣接する温泉≪花神楽≫へと皆で行きました。 しかしこの東神楽森林公園ってのは、行き当たりバッタリで来たのにGOODな所ですネ〜。 オートキャンプ場あり、フリーキャンプ場あり、温泉あり、ゴルフ・テニス・釣り堀?もあり、遊び施設も満載のアウトドア大レジャー公園だと思いました。 テントに帰って来ての、昼間のあの暑さがウソの様な心地良いキャンプ場の夜。 軽く反省会などと思い、今日の上陸一日目は何が楽しかったかと聞けば、、、 嫁「うんとそーや、夕飯のごっつぉだべや〜れ。」 (そうですねぇ、夕食のごちそうですわ♪) 鉄「スーパートカチとマーボとスブタ♪」 嫁 カサゴソ「にしらも菓子食うか?」 (さぁみなさま、お菓子など食べましょうか♪) 野『ってオイ、さっき飯食ったばかりだろが!!』 満 「たべる、、、おしっこ・・・」 〜355km 8月13日 月 はれ ひがしかぐら森林公園キャンプ場〜 AM6:00起床、今日も暑くなりそうだゾ。 まだ子供達は寝ているので、オレは静かに装備を引き出し、スベアでモーニングコーヒー。 散歩程度にキャンプ場内を見て廻ると、当家と同じテントは一つも無かったりする。 そうなのか、このテントはメジャーではないのか、買ってヨカッタ。(笑) コーヒーをすすりつつ、朝の短いひと時を満喫する。 7:00になると全員が起きて来ての、またドタバタの幕開けか。。。 今日は早めにキャンプ場を出て、楽しみの旭山動物園に行くのダ。 そして今夜の宿は、北上して早めに朱鞠内ってな予定を立ててみたりもします。 などと考えてはいるのであるが、オレを筆頭にして誰も動いちゃいないのネ。。。(^^; 朝食はホットケーキを焼き、昨夜の肉スープに玉ネギを入れ、コンソメで水増ししたオニオンスープ。 鋳鉄製のクソ重いフライパンを駆使し、1枚目はチョイとコゲ入ったが、パンパンに膨らんでワイルドでヨロシィ。 ウチの嫁さん、ホットケーキ位はと楽しんで作っているが、また1枚、また1枚と作りスギ!! 4人用のを買って来て作ったら、なぜか満腹以上に出来上がってしまいました。余ったのはオヤツにしましょ。 そうこうしている内にも時は経ち、食事の後片付けだテントを撤収だとかで、とっくに動物園の開園時間は過ぎてます〜。予定は立てない、朝はゆっくり、食事は手間暇かけ、その状況を楽しもう、ナントカなるさ、オレ1人ならばソレが信念なのだが、家族で来てもいつもと同じ調子なワケですネ〜♪ 暑い、熱い、もう10:00なのだ、いい加減にそろそろ出発しましょう。 旭山動物園はスグソコ。どうせ混むので早く行って早く出るって予定は既にオーバーしとります。 迷わず到着すると、当り前に公式無料駐車場は満車になっちゃってました。 近くの有料駐車場(500円)に車を入れての、嗚呼、憧れの旭山動物園は目の前にぃっっっ!! 入場料は大人1人580円/子供は無料。 賑わっております、大盛況であります、サスガは有名なマトモな観光スポットであります。 予測はしていたがメッチャ混みで、園内は放し飼いのヒト牧場と化し、動物達がVIPルームから涼しい顔して見学してるのではないかなどと推測もしてみます。 (^^; サルもネコも別に見んでもイイのダ。目指すはペンギン館なのだが、目の前のクソ長い行列の最後に「ほっきょくぐま館最後尾」などと書いたプラカードの係員を見てしまい、この先を案じてタヂタヂとしてしまう。 ・・・がそんな不安を他所に、目指す方向にも長ぁぁぁ〜い行列が出来ていたのであった。
されど並びます♪(キッパリ) しかし、ナンも調べずに初めて来たので、右も左も何処がオススメスポットなのかもワカラン。 とにかく、並んででも空飛ぶペンギンが見たい、だだソレダケで家族を同行させた野良屋さんなのダ。(爆) でも思っていたよりも行列のハケは良く、30分も待たずにペンギン館の入り口へと。 薄暗い入り口にはいると期待が高まり、この人波の先には、きっと目指す場所があるに違いない。 ・・・小股で歩くスピードで行列は吸い込まれて行く。 ・・・青く、まるで明るい光が差し込む通路へと流されて行きますれば、、、
しみじみ見てる場合ぢゃないのである。 後からの人波に押され、短いこの夢のトンネルは『あっ!』と言う間にも終わってしまいました。 実はこの先からがメインらしく、アレアレペンギンとかソレソレペンギンとかが居ましたネ。。。 一通り見て階段を上がり、外に出るとペンギンのプールがあって出口だと。
さて見るものも見ましたし、帰りましょうか? (笑) あいや、次はドコに並びましょうかネ〜。≪○○館≫などとの所は流石に行列が延びマクリ、もうどうにでもなれとばかりに≪ほっきょくぐま館≫の最後尾に並んでみます。しかし、なんで北海道にまで来て渋滞を楽しまにゃならんのダ。
犬カキで泳ぐ水中熊も見れた、まだまだ園内を見て廻りましょう。 この動物園は山の地形を利用して作られていて、まるで山の散歩道みたいな順路になってます。 正直、乳母車とか車椅子ではつらいかも? でもカシコまり作られた感じでもなく、自然に溶け込んだ動物園なのかもですネ〜。 山越え谷越え、グルっと一回りし、あまりの暑さにジュースを回し飲みで数本。 でもここは北海道、チョイと日陰に入ると乾いた空気が涼しいのです。 ハラヘッタので何か食おうと♪ 園内名物のテイクアウトランチ≪もぐもぐBOX≫なるものをば買ってみたりもします。 レンジでチーン♪のシロモノでも、飛ぶように売れマクッておりました。 ペ○ギンのカラアゲとかア○ラシの海鮮丼とかを想像しながら食いましたが、 『あぁ〜、コレだ、コレでオレも世間並みに観光しちゃってるナ〜♪』 などとしみじみ噛み締めましたとさ。 ペンギン見てのシロクマ見てのヒト見ての、飯も食ったし、そろそろ、、、 嫁さんは御土産屋に刺さったままで帰って来ませんが。 (^^; 暑さは頂点極まり、ホントに北海道なの、ココ? そんな真夏の旭山動物園PM2:00,たぶんもう二度と来ないであろうと心に誓ったのであった。(謎) 走り出しても暑い、信号待ちが暑い、対向車が暑い、市内は全て暑い! 早くこの市内から抜け出したいのだが、今夜の食材を買いにスーパーへ。 はぁ〜♪、涼しい店内で休憩し、キャンプ場での食費は2306円ナリ。 いつもの道、通い慣れた道、北へと続く道。 そんないつもの道でも、なぜか家族と一緒の今年は違う風に映って見えます。 常にカーナビに目を光らせ、道路の看板に目を光らせ、何か家族の為のネタは無いかと探していたりもします。一人であれば目指す場所までノンストップで、たまに休憩したくなるのは道沿いに見えた川だったりしますが、今年は道の駅とか地元物産店などがあったらとりあえず休憩を入れ、新鮮な空気を吸わせます。 嫁さんは目を耀かせて店内を物色中であります。オレは特には御土産ってモノに興味がなく、北海道では毎日の生ライブを一生懸命に楽しんでいるので、帰って人に渡したいのは誰でも買える土産品よりも、誰でも違う土産話しではなかろうか、と。 暫らく走り、≪地鶏卵販売≫なる看板が目に入り、道沿いの養鶏場の販売所へと。 店内?に入ると玉子の自動販売機が立ち並び、お金を入れてボタンを押すしますれば、中のニワトリに刺激を与えて玉子をポン♪と産んでくれる仕組みなのかと想像します。 どうせ買うならばと思い、≪ブルーダイヤ≫なる品種の玉子を6個ほど産ませて買ってみました。(笑) 峠を越え、早くも朱鞠内湖が見えて来ました。 この小島の多い神秘的な湖を見させたいと思い、展望台に行って暫しの休憩です。 するとその駐車場には、、、おい満子や、あこがれのキタキツネが居るゾ。
しかし、嫁さんは眼ツキが悪いキツネなので一歩下がってるが、満子は初めてマジマジと見るキタキツネに釘づけとなってました。逃げるワケでもなし、物欲しそうに徐々にも寄って来ますし、某動物園よりもリアル感は満点ですし。オレ達が展望台で湖を眺めてる最中、満子はずっと観光ギツネとニラメッコしてましたとさ。 PM5:00,早くも朱鞠内キャンプ場に到着。受付を済ませ、いつもの第二キャンプ場へとGO! 昨日と同じく鉄男と二人でテントを張って、嫁さんと満子はキャンプ場の水場とトイレの確認へ。今夜の米も砥いで来てくださいネ。まだ5時過ぎは陽が高く暑いのだが、ここは木々に囲まれていて、そよそよと吹き込む風が心地良いキャンプ場なのです。 朱鞠内の夕飯は焼肉だと15年も前から決まっていまして、今夜は舶来品のラムと道内産のブタ肉です。 オレはビール(注:発泡酒)を飲みながらパタパタと炭火を起こし、子供達はクワガタでも居ないかと探しております。そこへ見覚えのある軌跡が目の前を通り過ぎ、どこに行ったかと見ますれば、すぐ後の木にキツツキが止まっております。何ゲラかは知らないが、とりあえずキツツキの観察が出来て嬉しそうな野良家なのでした。 陽が落ちると途端に名物のデカイ蚊が纏わり付き、、、 『ここには虫捕りアミでとれる程の野良蚊が居るので注意が必要ダ!』などとは言っておいたのであるが、ナゼか嫁さんと満子が献血の餌食になり、掻くわ叩くわで一騒動を見物させてもらいました。(^^; オレと鉄男はこのキャンプ場に来た事があるので、初めての君達は洗礼を受けたって事で、、、
付け合せにモヤシをさっと茹で、水にさらしてからレタスと一緒にモヤシサラダに。 そのモヤシの茹で湯を使い、玉ネギと油アゲの味噌汁も追加してと。 嫁「玉子まんまして食いてーねっか。」 (贅沢にも玉子かけ御飯も食べたいですわね〜♪) 野『あっ、オレもそうする♪』 ラムと豚での焼肉を堪能しつつ、さっき買って来た≪ブルーダイヤ≫を炊き立て熱々ご飯にかけ、たまり醤油を垂らして豪勢なる夕食となりました。この玉子、超濃厚かなどと期待していたのだが、軽やかだがシッカリとした値段ナリのコク、そんな感じの美味さです。
楽しい夕べに時は過ぎ、夕食が終わったのは夜の9時頃か? 家族を寝せて、やっとオレ一人の貴重な時間。 宝物はこの日記帳で、初めて北海道に来た1992年もここでこうして書いていたんだっけ。 ピーク1ランタンの燃焼音が聞える。 空焚きしているスベアが話し掛けて来る。 上を見上げると、木立の隙間から明るい星空が見える。 こんな夜が好きで、こんな静けさが好き。 15年経っても飽きずにここに居る。 家族も出来た、テントも大きくなったんだ。 でも、まだ、あの頃と同じ気持ちで北海道に来られる事を感謝せねばなるまぃ。 ・・・そして静寂を掻き消すかの如くに騒音が聞え、、、 嫁「こん中にも蚊がいるみてーでカユイてが!!」 (テント内にも蚊が居なさるみたいで、とてもかゆいのですけど・・・) 野『そ〜いがぁ〜♪』(笑) (そりゃヨカッタネ、と。) 〜117km 8月14日 火 はれ 朱鞠内湖畔キャンプ場〜 AM6:30,清々しい朝に、清々しい目覚め。 どうも家と違って、家族よりも先に起きてしまう野良屋さんなのでした。 テントの前室から静かにスベアを取り出し、まずは朝のコーヒーだと。 湖から昇った朝日はキラキラと耀き、木々の隙間から足元へと音もなく降り注いで来る。 この朝、この環境だけでも100点満点のキャンプ場なのである。 その内に鉄男が起きて来て、トイレに行くと言ってどこかに消えてしまった。 さて、今日はドコまで行こうか? チビチビとコーヒーをすすり、頭の中だけで北海道の地図を広げてみます。 ここまで来たのだから最北端にでも案内してみようか、されどキッパリとぉ〜いのですネ〜。 オレも一回しか行った事ないが、たいしてツマンナイので一回でも行けば十分な気がします。 んで、今夜の宿はドコにしようか? 願望的には丸瀬布なのだが、宗谷を廻ってから丸瀬布は無理がありそな感じです。 ・・・が、まぁ適当に何とかなるでしょ♪ (←遠すぎて距離感がつかめない人) 鉄男が散歩から帰って来ました。 第一キャンプ場の方まで探検に行って、リスを間近で見たと嬉しそうに興奮しとります。 どんなリスだったかと聞けば、 鉄「ほそくて、茶いろくて、しっぽが長くて、みみが立ってた・・・」 ソレがエゾリスなのです。このキャンプ場では何回も見かけ、チョコマカしています。 エゾリスもいいが、なんでも廃線の地図があったとか、、、カメラ持ってまた行ってしまいました。 リスだと聞いて満子も飛び起き、虫捕りアミを手に取って追い駆けて行きました。(^^; 野『朝飯作るから30分もしたら帰って来いョ〜。』 でわ、余り物を片付けますか。 昨夜の残りの味噌汁をチューニングしての、韓国風ピリ辛ミソスープ。 朝から中華鍋で豚肉・玉ネギ・シシトウ・水増しで魚肉ソーセージを炒め、オイスターソースで味付けして簡易中華丼を作ってみましたョ。温めたご飯にブルーダイヤの溶き卵をかけ、はい皆さん、残さず食べてネ〜。
今日はたくさん走るのダ、、、 とは言うものの、やはりソコは我が野良家、ぜんぜんダレも焦ってません。 食事の片付けをし、テントをたたみ、家族で来てもこの時間、もう10:30。 では参りましょうか。 まずはドコに行くかって〜と、決まってるよネ〜、鉄男君!! (-。-) はい、湖岸道路をぐるりと走り、オヤクソクの蕗の台駅なのです。 せっかく朱鞠内に来たんだモンな、ここに来れないと一生恨まれるョナ。 (^^; 空は蒼く高く、セミの鳴き声しかしない原野に埋もれる駅跡は、今年もまた一層草深くなり、、、 嫁「駅とかなんもねーねっかてーっ!」(怒) (駅などはどこにもございませんが?) 野『そ〜いがぁ〜、ョと♪』(笑) (その通りでゴザイマス。) 嫁「げんとこ、なんがおもしーが?」 (あの〜、この観光地の見所はどこでしょうか?) 野『鉄男に聞いてくらたまぃ!!』 (オメーのボケ息子に聞けョナ。) 鉄「ここはさ、深名線のえきがさ、線ろがさ、、」 満 「おしっこ・・・」 はい、嫁さんと満子はお花摘みに行きました。(笑) 新しい原野の中には黄色いルピナスが咲き誇り、蒼い空と黄色・白・ピンクの花々が物静かに共演してます。 見た事ない花とか、珍しい色の花の種を採取して、なんとか楽しんでいるみたいでした。 一方その頃、ウチの鉄っちゃんはと、以前来た時に教えた犬釘などを地面から発掘しとります。 無造作に壊された駅の跡地だけに、いまだに足元には廃線マニア心くすぐる御宝が埋もれているのでした。
暑い、今日も嬉しい位に熱い。 この蒼く焼け付く北海道を、今回は15年振りに最北端を目指し北上してます。 そして今日もまた、オレは釣りなど出来ないんだろ〜ナ〜。。。 いっぱい走る、どんどん走る、もくもくと走る、道の駅があれば休憩♪ そして30分位は御土産の物色で篭城です。 尚、満子は必ずトイレに行って来なさいネ。(笑) びふか・おといねっぷ・なかがわ、、、ワ〜ィ、道中の道の駅は総ナメであります!! 嫁さんに、どんな御土産が欲しいか、どこを見てみたいかとか聞いてみます。 嫁「うんとそ〜や、アイヌ村だべ、六花亭だべ、 和商市場だべ、ホタテも食いて〜なぁ。」 (そうですねぇ・・・etc 略) はいはい、アイヌ村も和商市場も道の駅には無い気がしますが、、、 明日からの先、前向きにルートを検討してみましょう。 そうだ、ホタテと言えば猿払なのであ〜る!! 最北端見学をしたら、猿払でトレトレの大きなホタテを買って、ドコゾのキャンプ場で楽しもうか。 遠い、しかし遠い、やっぱ来るんじゃなかった。(^^; 天塩川を下りつつ、やっと幌延町。サロベツ原野を左に見て、やっと豊富町。 もう山らしき山が無くなってた。笹の丘が延々と続き、風車畑を眺め、もうほとんど北の地に入ったのだ。 R40は稚内にぶつかり、右折しての宗谷岬はまだまだ30km位か。 そして遂にPM3:30,来ました、ココにしかない北海道名物、日本最北端なのであります〜。 ヨシ行け、御土産屋にでも最北端記念碑にでも行って濃いぃぃぃ〜!!
最北端、ただソレだけの貴重な観光地なのである。 でもネ〜、普通は一回は来てみたいでしょう。そこで最北端まんじゅうとか最北端せんべいを求め、御土産屋に入ってみます。するとこの店、別館に最北端の流氷館なんてのがありました(無料)。 流氷を展示してるんだってネ〜、、、コ・コレワ! −30℃の冷凍室だとわっ!! 室内は肌が痛い程にキンキンに冷え、深呼吸しちゃうと鼻毛が凍る快感♪ 一面に生の流氷が折り重なり、観光地らしく冷凍キタキツネとか冷凍アザラシとか、たぶん便乗だと思うが冷凍ペンギンまでもが生流氷の上に鎮座してるのでした。(注:剥製かもですが) ヤバイ、ヤバイゾ、もうどう考えても丸瀬布はムリ!(←朱鞠内を出た時点から) まだ陽は高いが軽く4時を回ってるし、近場で今夜の宿を探さないと。 そうだな、猿払か、以前にも泊まった事のある道沿いのキャンプ場があったのダ。 ここからは近いし、12年振りに懐かしのキャンプ場に行こうか。 御土産屋から満足そうに嫁さんと満子が帰って来ての、最北端浜焼きのホタテとかイカに見とれてる鉄男を呼び付け、さてそろそろ参りましょ。 最北端の駐車場から出てすぐに鉄男君、 鉄「おーっ、ホタテのスタンドがあるよ。」 そうですか、良く見慣れてるハズなのだが、日本最北端のスタンドはホタテのマークなのでした。(昭和シェル) ヨシヨシ、今夜は猿払でホタテ三昧にしましょう♪ 何もない海岸線、笹の丘陵をのんびりとひた走る。 まるで景色が変わらない、オレ的には魅力を感じない世界が延々と続く。 小さなクリークはあるのだが、もしやイトウ?などとたまにピクッとしてみるのみ。 そんな感じで無心に走ってると、海岸に何かが居たみたいな気がした。 皆もやはり海岸を見て居たようで、全員がソレを見てたらしぃ。 嫁「なんか居たったな、ペンギンじゃねーが?」 (確かに居ましたねぇ、ペンギンではありませんか?) 鉄「ダルマみたいだった!」 満 「おおきなチョコパフェ・・・」 気になります〜、せっかくなので引き返してみましょう。 そして、確かこの辺の海岸に、何かが、居たみたいな感じで、、、まだ居る、あれか??
クチバシが曲がっております、けっこうデカイです、ワシかタカか知らないが猛禽類だとは思います。 カッコイイゼ北海道! この鳥ってピンクサーモンとかをワシ掴みで捕るんでしょうか。 笹ダラケの丘陵地が大草原に変わると、そこが猿払なのです。 天気は良いのだが、妙な風が吹いています。 木などは生えていない場所なので、日本海やオホーツクからの海風が笹の丘を撫でる時に流速を増し、この猿払はまるで風の草原みたいに見えます。 ありました、大きな道の駅みたいになってます、、、が、キャンプ場は無くなってしまったのネ〜。。。
懐かしんでる場合ぢゃないのダ。キャンプ場はこの先のクッチャロ湖に行けばあると思う。(たぶん) もう5時です、先を急ぎましょう。 ・・・と思ってこの施設を抜けようとしたら、施設の向うにテントが見えた。 『キャンプ場があるのか?』 近くまで行くと、あのバンガロー横のキャンプ地はコチラにデッカク移転していたみたいでした〜♪ 更に、なんと予期せぬ温泉付きとナ!!
受付に行くと、料金は大人200円・小人100円の良心価格。 村は国道沿いのこの施設に財力を注ぎ込み、ついには温泉まで掘り出したんだそうナ。 芝生のテントサイト、炊事場・水洗トイレ、目の前に温泉付きと、サスガは猿払村天晴れ! 広大な芝生のサイトにはイベント用ステージも設けられ、取り囲む様に円形に道路が切られている。 この道路脇にテントが点々と張られ、コレって上空から見たらミステリーサークルっぽくもアリ?? しかし風が強い。ファミリー用のロッジ型テントの人達は、数人で押さえ付けながらテコでも設営してましたが。 ココゾと思う駐車場に車を停め、車を盾にして風下に我家をば張ります。 鉄男だけだと心許無いので嫁さんにも手伝ってもらい、ウントコドッコイショと。 ペグダウンしたならばもう恐いモノナシ、風でも雨でも掛かって来なさい。 そうダ、ホタテなのダ。嫁さんに道の駅だか物産店に行って来なさいと。 風は徐々に勢力を増し、天気予報などは見て無い野良屋さんとしては、コレが台風なのか神風なのか、はたまた平常通りの猿払なのか見等も付かずだったりしてます。 嫁「げぇの時間に行ってもそ、なんもねーてが。」 (こんな時間に行ってももう店仕舞いらしく、生のホタテはありませんでしたのよ。) そうですか、今夜の食料は特には用意もしておらず、更には飯を炊くのもままならない状況だったりします。 しからば今夜は、こんな時の為にと嫁さんが持ち込んだ非常食、カップの超大盛り焼きソバにしますか♪ お湯を沸かすだけならば、車のハッチを開けて2バーナーで瞬時にもOK。 湯切りした出汁(笑)でもって簡単にインスタントのスープも作る(溶く)と。 車の風影にテーブルを設置し、豪華絢爛の超大盛り焼きソバで家族団欒楽しいディナー♪
食後の片付けは1分で終了。さっさと温泉に行って、の〜びのび、ぷ〜くぷくして来ましょう。 3億かかったとか話しの温泉施設で、料金は大人350円・小人150円のやはり良心価格。 ホタテの村さるふつさん、こんな行き当たりバッタリの家族にとっては嬉しい道の駅なのでした◎。 広々とした大浴場で疲れを流し、ゆっくりと堪能しちゃいました。 全員揃ったら広い休憩所にて、腰に左手を当て、湯上がりの≪さるふつ牛乳≫イッキ飲みで〆です。 外の風は勢いを増してる気がします。その風に押されて我家へと。 鉄男は台風が来たのだと、興奮状態で走り廻っております。 テント内はとても広く快適で、外の風などは全く感じません。 ピーク1がテント内を明るく照らし、麻雀でもトランプでも何でもOKな我家のリビングなのです。 がしかし、ついうっかりモスキートネットを開けたままで温泉に行ってしまい、ヒトの匂いを嗅ぎ付けた蚊が空き巣に入っていたのでした。さすがは広い室内で、家族総出でアッチだコッチだとタオルなどをブンブンと振り回してたりします。 夜中、、、捕りソコネた残党に、けっこう献血してしまいました。 まだ風は止みません。明日は、明日は、まぁ起きてから風にでも聞いてみましょうか♪ 〜283km 8月15日 水 はれ/超風 さるふつ公園キャンプ場〜 朝の5時には目覚め。カユイです、テント内は虫刺されミントの香りで爽やかでさ。(^^; まるで台風並みの風が一晩中(今も)吹きマクリであります。隣のコー○マンのロッジ型テントが風に煽られてバタバタと煩かったが、今朝も無事に地面にしがみ着いてる様だった。 そう言えば、夜中にトイレに行った時に見た小型のドームテントは、風に圧し付けられて斜めに湾曲してました。もしも中に人が入って居なかったら、あの程度の快晴無風仕様のテントでは吹き飛ばされているでしょう。・・・などと思って夜は通り過ぎていたのであったが、今見たら車もろとも居なくなってるのネ〜。(^^; 堪りかねて撤収し、道の駅の駐車場に避難していたみたいです。(たぶんあの車) このキャンプ場でも7割以上を占めるファミリーロッジ型テントは、この風をマトモに孕んで生物の様に揺れ動き、張り縄があろうが関係ナシに布地は3次元曲線を描いておりました。 一方我家はリビングだけでも四畳半を誇る敷地面積を持つのに、不安のカケラすらもナシに快適快眠は流石だと思いました。多少の値は張っても、この安心感が体感出来ただけでも買って良かったゾとシミジミ思いました。前室側は風の直撃を受けてるので、こんな時は後部ドアからの出入りも便利です。メインの3本のポールは直径12.8oにして、この太さは伊達ぢゃナイですナ。 向うにはオレがいつも使ってると同じムーンライトVがあり、サスガにこの風では側面が煽られてましたが。 自分で使うテントには、衣食住はそんなに求めていません。 寝る為、快眠する為のテント性能なので、こんな時に真価を目の当たりにしてしまいます。。 このファミリー用ドームテント、新潟県が誇る*snow peak*アメニティードームの本領発揮オソルベシ!! 7:00,家族でテントを押さえ付けながら無事に撤収。 トイレがてらに道の駅内のオンライン情報を見てみます。 この宗谷地方、この台風並みの爆風は風速Max13mだったとわっ!! (^^; 風があっても快晴らしいです。ハラヘッタのでコンビニでも探して出発しましょう。 風に押されて走り始め、懐かしい猿骨川に挨拶をば。
コンビニを見つけてオニギリを調達。暑い、今日も陽刺しが暑い。まるで台風の後のフェーン現象みたいに壮快に晴れわたり、でもオホーツクからの涼しい風なのでさほどの苦もナシ。 今日は出発した時間が早いので、このまま知床に向かうのも射程距離。 でも知床に行ってしまうと、丸瀬布のキャンプ場はエスケープって事になる。 どうする野良屋さん、ピンクサーモンをとるか雨宮21号をとるか? (^^; 残りの日程は後4日。尻から追って行くと、金曜日は日高か糠平かトムラウシに泊まるのが妥当。 では木曜日はと、釧路を経由したとすれば鶴居村か阿寒湖が無難線。 ならば今日は、やはり知床か?もしも丸瀬布に行くとしたら、知床は断念せざるを得ない。。。 しかし宗谷岬ってのは、やはり遠かったのであった。 8:30,超快晴なオホーツクの海岸線を走り、そろそろ満子がモジモジし始めたので休憩。 蒼々とした海にちょこんと突き出た神威岬。その下にはカラフト師の姿が見えた。 岬からは小さな沢が1本入り、ここにピンクは集まって来てるのであろう。 もう陽は高く、のんびり紅イカ師、沢のワンドにはルアー師、、、 岬の高台から偏光グラスで見ますれば、クリアな海中にはピンクの群が悠々と泳いでるのが見えます! こともあろうに、沢のワンドには1塊の群が駐在しとります!! ルアー師は群が見えている様です。 群を越してキャスト、高速リーリング! なんとシャクッてます!! 掛けた! ロッドが満月であります! 強引に引き寄せております! 故意にスレです、ヒッカケ釣りです、邪道です、外道です、スットコドッコイです、ルアー師の恥であります。 ソレを見て居た嫁さんが獲物欲しさに出撃命令を出してくれたので、オレも参加して参ります。 『ルアーはスプーンでシングルフックでバーブレス!!』(←で、リリース) 家族と供に海岸に降りてみました。 快晴です、まるで空気までもが蒼く感じます。ここでもまだ風が強いです〜。 鉄男は沢の流れ込みでダム建設を、嫁さんと満子は貝殻拾いをするんだそうナ。 先程のルアー師はヒッカケで満足したのか、岩場の特等席が空いておりました。 沢の出合い正面、群が集まってるであろうココに投げるのは本望にあらず。不用意にも背中を釣っちゃったらば、さっきの外道釣り師と同じでしょう。なのであえて的を外してフレッシュなヤツを狙います。 この岩場からアンサーを沖目に投げ、ABU5000Cは吐き出したラインを軽やかに巻き取っています。しかしこの風たるや、通常の軌道でキャストすると、風に捕まってアサッテな方向にポチャリと。アンダーから海面ギリギリで投げ、海面上の重い空気の上を滑る様にキャストするのがコツ。こんなにも風が強いのに、海面はゆるいウネリのみで穏やかなのが不思議な今日のオホーツク。 手を変え品を変え、紺碧の海に満足する程ルアーを投げているのだが、期待通りに行かないのが性。。。 このまま家族を待たせているのも気がとがめ、それでもルアーをフルキャストする快感に酔いしれてました。 岩場を伝って鉄男が見に来てくれ、カニが居ただの貝が付いてるだのと報告してくれます。 ・・・と、その時であった!!! 『やった〜、とったぁ〜!! 鉄男、良っく見てろよーっ、、、って、あっ。。。』 ものの3mほど沖に走ったかと思えば、ふっ♪っと軽くなっちゃいマシタ。(-_-;) その後は家族に悟られない様に半ベソかきつつ投げ続け、陽は耀きを増し、波は風で煌めきを放ち。 たった1回のアタリ、たった1回のヒット、たった1匹の群落ちのピンクサーモン、この感触は忘れまぃ。 ド暑さが激しさを増す中、2時間程の休憩はおしまい、移動しましょ。 ちょいと走り、枝幸の道の駅で休憩。 ハラヘッタです、入り口でホタテを焼いてます、もちろん買います♪ 焼きホタテだ、名物カマボコだ、名物オニギリだと腹に詰め、嫁さんはまた御土産を物色中。 なんだかんだでもうお昼近くになり、無理ダ、家族を連れて今から知床はムリ過ぎる。 コリャ今夜は無理せずに丸瀬布ですナ〜、喜べ鉄男。 はいはい皆さん乗って乗って、次の休憩は大きな町のスーパーで夕飯の買出しだョ〜。(←主夫の勤め)
暑いです、まだまだ走ります、そろそろ海岸沿いは飽きて来ました。 時折り道沿いにある名も無い湿原、コレは名物のエゾ蚊の養殖池なのだと説明しときました。(笑) やっと紋別に入り、ある所で買わないと北海道のソノ先はアテにならんゾと、市内のBIGなスーパーへ。 明日からの予定としてはダ、今夜は丸瀬布に泊まるので、翌日に知床も行かずに釧路に行くのは論外。 こんな調子でチンタラ走りながら釧路に行ってしまうと、その後のキャンプ場が心配になってしまう。。。 和商市場は諦め、今夜は手巻き寿司でもして家族を喜ばせようかなどと。(ダマシであ〜る) サスガはBIGなスーパーで、生モノのコーナーも充実してます。 今まで一人で来ても食べられなかったもの、ソレは名物のホッケ一夜干し♪そりゃまぁ一人ででも食べられない大きさでもないのだが、ガソリンストーブで焼くってのが難だったのであります。今回は家族で居るし、炭もありますし、焼き魚でもドーンと来いなのです。よし、ニシンも買ってと。 湧別から右折し、やっと内陸部へと進む。 雲が広がって来てド暑さも和らぎ、風もいつしか収まったようだが、行く先の山に雨雲が立ち込めていそうで気になる。こんな時の為にとタープも持って来たので、まさか暴風雨にでもならなければ平気でしょう。 そしてPM4:00,早くも丸瀬布のキャンプ場に到着。 お、まだ空いてる(注:まだ混んでないダケ)。受付を嫁さんに任せ、オレと鉄男で特等席を探しに。いつも張る場所も空いてるのだが、今年はテントがデカイのでソコには張れませんナ。 炊事場の近く、そして椅子付き屋根付きのBBQグリルの近くを確保。ここならば雨が降っても安心だぁ〜♪ もうスッカリ慣れた手つきでテントを張り、コリャ大きいのに設営が楽で良かったワイ。 まだまだ時間はあるゾ〜、鉄男と満子は解散、ドコへでも遊びに行って濃いぃぃぃ〜。 オレはビール(注:発泡酒)をグビグビ飲みつつ、買って来た一夜干しを焼く為に炭をパタパタと起こします。 では今夜の食事の仕度をばしますか。楽しいな〜うんうん。 酒のツマミにキュウリでもかじろうかと思い、塩が、塩が、湿気っていて出て来ません。(^^; 塩は2種類家から持って来て、JTの高品質塩はフタもシッカリしていてサラサラなのだが、おフランスのゲランドのヤツが入れ物から呼吸しマクリで泣いちゃってます。 こらゲランド君ったら不甲斐無い。しからばヤキを入れますか。
コリャまた、ただですらマイルドなゲランドが、更に美味しくマイルドになっちゃいマシタ◎。 道産のキュウリに仏産のゲランド塩を着けて丸カジリ。う〜ん、ぢゅてぇ〜む、出だしは好調です。 炭の火起こしはOK。辺りは徐々にも混み始めて来ました。 早くキャンプ場に着いて余裕で夕飯の仕度。この充実感たるや、家族で来て良かったかも〜。 ウチらが来た時にもファミリーキャンパーが多く居て、どう見ても二泊位の滞在型のようです。 この丸瀬布キャンプ場はとても広く、芝生はないが車乗り入れ可で、アスレチックあり、川あり、湖あり、豪華トイレに炊事場あり、ゴミ捨て場あり、SLあり、温泉ありと、そりゃもうファミリーとしては願ったり叶ったりのキャンプ場なのであります。 やはりここでもコー○マンとかのロッジ型テントが多く、皆が示しあわせた様に本体以外にもメッシュのリビングルームを備えてるのもサスガって感じで、蚊の猛襲(笑)を受けずにキッチン、テーブルにチェアー、大型クーラーには冷え冷えのビールだと。 アレがあれば雨でも恐くないでしょうネ〜。うんうん、ぜんぜん欲しくナイや。(^^ゞ 雨宮だナンダと喚きながら鉄男が帰って来ました。 一人で浮かれてるみたいですが、満子はどうしたのダ?? 鉄「あいつさ、おれのじゃまばっかりするからさ、 アスレチックのむこうで迷子にしてきたよ♪」 野『そうかそうか、ヨクヤッタ。』(笑) 嫁「クマんでもかじられたら、どうするがーて!!」 (もしも熊にでも襲われたら・・・心配ですね〜。。。) 野『オレんちの近辺よりも居ないと思うゾ。』(キッパリ) 鉄「でもさ、さっきみたら、川のほうであそんでたみたいだった。」 ぢゃ、そろそろ飯にしたいし、探しに行きますか。 野『おい鉄男、どのあたりに居たのダ?』 鉄「むこうのさ、鉄橋のしたあたりだったかな〜?」 嫁「満子と一緒に居ろやと言ったべやれ!」 (満子さんと仲良く遊んでくださいって、お願いしましたよね〜。) 野『お〜ぃ、ごはんにするゾ〜。 満子ぉ〜、どこだ〜、 満子ぉ〜、返事しろ〜! ドコなのだ、マ○コォォォ〜!!』 はい、このキャンプ場は広いのです。 でも迷う程には入り組んでませんし、たまには泣かせるのもイイかナンテ。。。 火を点けっぱなしなんでチョイとキャンプ地に帰ってみますれば・・・ ちゃっかりと満子は帰って来てジュースなんか飲んでマシタ。 (^^; 野『あのな満子や、おカァとおニィがナ、、、 迷子になったみたいだから、探して来てくれや♪』(笑)
動けなくなるまで食い、一息入れて温泉に。 キャンプ場は賑わってます、混み合ってます、まるでホー○ックのテント展示会の如くです!(笑) てくてく歩いて夕涼み。風に乗って花火の匂いがして来ます。 そうですネ、帰る前に当家もどこかのキャンプ場で花火をしましょう。 嫁 カサゴソ「はいと、そろそろ菓子にすっか。」 (はいどうぞ、お菓子でも食べましょうよ♪) 野『ってオイ、ナゼにまだ食えるのダッ!!』 ソソクサと家族をテントに押し込みの、チビチビとビール(注:発泡酒)をやりながら、明日のキャンプ場と献立などを考えてたりもします。(^^ゞ ここは丸瀬布、明日は木曜日、阿寒湖でザリガニのフルコースなんてのも構想にあったのだが、みすみす激混みのキャンプ場に行くのも気が滅入るし、釧路はもう諦めてもらうとしても、北海道はやはり一週間程度では観光位な事しか出来ないのだと、しみじみつくづく実感してる野良屋さんなのでありました。 〜244km 8月16日 木 くもり 丸瀬布いこいの森キャンプ場〜 AM6:00,どうも今朝は雨らしい音がします。。。 でもその内には止むでしょう、と、また寝る。 7時には家族が起きてしまい、テントの中でパズルとか木製のゲームとかをやりつつ、8時には雨音がしなくなったので、安心してテントからモソモソと起き出してみます。外は明るく、適度に地面が濡れた程度か。 とりあえず8Rを引っぱり出して来て、オレは朝飯前のコーヒータイムだと♪ 肌寒い感じの山のキャンプ場の朝に、このコーヒーのひと時、う〜ん格別。 テントは雨でズブ濡れになってしまい、晴れて乾くまでここに居ようか、などと。 一時的には強く降っていた雨だったが、我家=アメニティードームの中は快適で、あのままずっとテントに居ても、なんらストレスなく過ごせそうな空間でした◎。大きな前室・前後に大きなドア・天井には大きなメッシュベンチレーターもあり、こりゃ住んでみて初めて分かる快適空間でしょう。 風でも平気、雨でも快適。アメニティードーム=「雨にて、どう思う?」なんて、全く心配御無用でした。(笑) 昨夜の酢飯は残らなくて良かったが、固めに炊いたご飯が残ってます。 当っり前に計画的な残し量なのでした。今朝はその冷飯で炒飯にいたします。
朝から満腹してしまい、今日は雨が降らなければナンでもイイやってな感じ。 気が付くと鉄男は後片付けもせず、既に雨宮号の方にブッ飛んで行ってしまいマシタ。(まぁイイケド) 毎日なのだが、嫁さんと満子でご飯の後片付けをばしてくれてます。 オレは料理を作るのみ、楽である、とっても今年は楽なのであ〜る♪ 冷めたコーヒーをチビチビとすすりつつ、ソレでヒマかと言えば、この日記をつけるヒマはナシ。 もうピンクサーモンは諦めたし、せめて1日で2時間位は釣りの時間を作らねば♪ ・・・などと思っては居るが、やはり家族を優先してしまい、また今日も刻々と過ぎ行く北海道か。。。 雨滴を振り落としてテントを撤収。もう10:30か、一人で来ても家族と来てもこの時間なのネ〜。 時折り、小雨がパラついて来ます。さっさと雨宮号に乗って、里に下りましょうゾ。 んでやっと11:00,オレはこれからのルートをカーナビ君と相談してるのです。 鉄男も満子も嫁さんも、晴れ乞いしながら存分に雨宮号に乗って来てくらたまぃ。
11:30,山を下りると多少は明るい空になり、窓全開では涼しい今日の気温なのであります。 嫁さんも鉄男も楽しみにしている釧路の和商市場。ここから、こんな時間から釧路はツライのだと、今だに言い出せない野良屋さんなのでした。(^^ゞ 今日は無難にも、阿寒湖あたりが得策ではないかとも考えてます。 遠軽を抜け、薄陽が射して来たR333。 何気な〜く走り、小さな川を渡った時の事、川の近くの原野にエゾジカが居ました。 スグにUターンし、川の側に車を停めます。 野『ほれ満子、憧れのシカなのダ、静かに下りて来なさい。』 エゾジカが居るであろう方を見ますれば、二頭の親子?は気配を察したのか薮に逃げ込んでしまいました。 国道を車がブンブンと走っていても逃げないのに、車のドアが開いた音には敏感だったりもします。 満 「シカみたよ、おしりが2っつ、、おおきなシカのおしりが2っつ♪」 そうかそうか、エゾジカの尻で満足してくれたか、ヨカッタヨカッタ。 (^^; ぢゃぁ少々ここで休憩ネ、と言ってロッドを手にした野良屋さんなのでありました。 ほんの小さな川ですし、昨夜の雨で増水したみたいだが、猛暑だと干上がりそうな規模の小川。 この橋の下だけが流れの集まったポイントとなっていて、仮に見過ごしても後悔しなそうな小川。 ロッドホルダーからそのまま抜き出し、ほんのチョイの間なのでウエーダーも履かずネットも持たずと、付いているルアーで選択もせず、気軽に流れの上流からキャストしてみました。 するとその一投目、流れに乗ったと思う間もなく軽いアタリがありました。 はてさて、この笹濁りの小川にアメっ子でも居るのかナ? 野『おーい、みんな来てごらん、何か居たゾ〜、何か釣るゾ〜。』 とりあえずギャラリーが居ても居なくても二投目をキャスト! さっきと同じ流れにルアーを誘導し、さぁ出ろョと念じるが早いか“ガッツン!”と♪ んってチト待て、ヤバイ、こりゃデカイ!! ガンガンと流芯に突っ込んで更に一発ジャーンプ!! 野『うっひょ〜、レインボーか♪ 掛けた〜、誰かネット持って来いぃぃぃっ!!』 その後も姿を現さずして、下流の流芯にガンとしてヘバリ着きの暴れマクリの、足場は悪いしウェーダーは履いてないし、ネットはまだかいナ〜。嫁さんが慌ててネットを持って来てくれたが、この流れの上流から動けないし、完全なる下流掛けで引きマクリ状態♪ スミスの完全釣り師用ロッドはグリップから曲がって流れに刺さり、ABU2500Cは見守る家族にも聞える様に誇り高きドラッグ音を奏でている。流れを切り裂き、流れに張り付き、この薄く濁って増水した小川に、予期せぬ最高なプレゼントが潜んでいたのだ。 そしてフィナーレは家族の目の前でネットINNNNNN!
素晴らしい体高、素晴らしいツラ構え、コレこそが尺エゾヤマメなんだ。 この大きさで一度きりだがジャンプしてくれた。この重厚かつ俊敏なファイトは賞賛に値するのダ。 みんなも良っく見ておきなさい、こんなにも素晴らしい魚が目の前の小川に居たのダ。 嫁「うんまげなヤマメだな、また放すがかやれ?」 (美味しそうなヤマメですわね。これもリリースしてしまうのですか?) 野『写真も撮ったし、アイヌの神様のものは・・・』 嫁「うんまげてがぁそ、 ま た こ れ も 逃 が す が か と!?」 (とても美味しそうです〜。やはりリリースしてしまうのでしょうかねぇ〜?) アイヌの神様のものはアイヌの神様の所へ、そう固く誓って実践して来たのだが、、、 どうもウチの嫁さんの方が権力的にはあるらしぃ。。。(^^ゞ オレだって、こんなにも素晴らしいヤマメは食べてみたいし、一度でも家族に食べさせてあげたい。 我ら家族にこの素晴らしい贈り物、ありがたく頂戴いたしまする〜。(感謝〃) ってなワケで、この大エゾヤマメは瞬間の家族会議の末にキープする事となりました。 今回のツアー中に、運良くレインボーでも釣ったら1匹でも料理してみようと思っていましたし、それがこんなにも大きなヤマメならば、正に願ったり叶ったりなのでありました。今夜の夕飯は決まったゾ、と。 ウェーダーを履いて本気でする事もせず、水の多そうな場所を軽く探ってヤメ。 この道は過去に何回も通っている道。なのに全く眼中に無かった川なのであった。 嗚呼、北海道ってスゴスギます。 またチンタラ走り、小さな峠を越えます。 北海道ではドコにでもある田舎道、小さな川の小さな橋を通り過ぎます、とダ!!! 嫁「今、なんか居たってだな?」 (川に何か居たみたいな感じがしましたわよ。) 野『うん、オレも見てた!』 それは魚の背鰭だったような、一瞬でもハネたような・・・。 車をUターンし、その橋の袂の空き地に行って車を停めます。 どこにでもありそうな小さな川であり、何の為に作ったのか、小さな堰堤があるのでした。 また釣りをセヨとの神の御言葉なのかとも思い、とりあえずその堰堤を上から見てみます。
ななナント、コレにはオドロキ!! こんな山の田舎の小さな川に、先日あんなに苦労して1匹も捕れなかったピンクがウジャウジャです!! 山ひとつ隔て、さっきの川にはヤマメが1匹のみで、ここには海から遡上して来たピンクサーモンで溢れマクリでありました。 野『良っく見ときなさい、コレが北海道の実情ダ。』 嫁「いっぺっこ居るな、いいすけに1尾とれてが。」 (たくさん居ますね〜。つべこべ言わずに1尾捕ってくださいませんか♪) 鉄「イクラ丼になるんだよね♪」 満 「おっきなおさかな、いっぱい♪」 ダメなのです。川に遡ってきたサケ・マスの類は、内地でも北海道でも基本的に捕ってはならないのです。 こんなに沢山居ても、誰に見られなくても、密漁は犯罪であり、逮捕されて無期懲役か死刑になるのです。 この北海道は、天然の水族館であり天然の動物園なんだ。例えば水族館に行って、ブリとかアジとかを係員に見つからないように捕って来るよな馬鹿者は居ないだろ?(笑) さすがのオレも、こんなにも多くの遡上活塩マス(生)を見たのは初めてでした。 あの1匹を釣りたくて北海道に来て、釣れずに苦労して、炎天下の中で汗ダクになって、それでも釣った喜びは王道ルアー師としての勲章であった。 ・・・のだが、このシーンを見ちゃったらアリガタ味が失せちゃったりもします。(^^ゞ 野『我々はもう、神の恩恵を満たしているのダ。 現地の住人ならばいざ知らず、 市場で500円位な魚を捕ってまで 犯罪者になるワケにもイカンのダョ諸君!!』 そう家族に伝え、飛んだだの跳ねただのと数え切れない魚を見学しつつ、この川を後にするのでした。 川は埋め尽くされたピンクサーモンの体臭で生臭く、そして良っく見ると、白い水玉斑点の50クラスの大アメも卵を狙って押しくらまんじゅうしてるのでありました。スゴイ、北海道ってスゴスギ!! 道沿いのひなびた大御土産屋に入り、またまた休憩です。丸瀬布を出発したのも遅かったし、ヤマメとピンクの有意義な道草も祟りの、今日はもう釧路は無理だとソレとなく告げます。 だってもう2:00をゆうに回ってるし、勝手丼の為ダケに釧路までワザワザ行けませんって。(笑) そうか、ハラヘッタか。皆が土産屋見物してる間にも、父はこれからのルートを模索してたのだョ。 今日はクッシー(←死語)の居る屈斜路のキャンプ場に行きましょう♪ ってなワケで、合意の上で屈斜路湖に向かうとします。ダレも北海道の地図なんぞは頭に入ってないのダ。更にはダレも今ドコに居るのかさえも分かってない野良家でありました。 はい、オレはシッカリとドコに居てドコまで何時間かを山勘で把握してますがネ。 (↑注:カーナビがあってもヤマカンな人) ちょっと曇り、たまに小雨、PM3:00,美幌まで来ました。 今夜の夕食を買うべく大スーパーを発見。とその前に、北海道名物の【山岡家】で遅い昼飯にします。 オレは醤油ネギの油多め。鉄男は味噌、嫁さんは醤油チャーシューの大盛りで、満子と分け合ういつもの事。 家系は大好きなウチの嫁さん、久々なトンコツのカチョ美味さに喜んでおりました◎。 道を挟んで向かいに大スーパーがあり、なんでもイイので食べたいのを買って来なさい。 買物も済み、オレとしても久々な屈斜路湖に向かいます。 が、ラーメン食べて満足そうに昼寝している我が野良家の面々。まだ時間があるので、せっかくなので美幌川に挨拶して来ようなんて考えてる野良屋さんなのでした。 はい、美幌川の上流部です。かつて入った事もない上流に来てみました。 ここまで来て魚が居るのかもワカランし、全く未開の上流部だけに、ウェーディングも可能なのか定かでナイっす。小さなコンクリートの古い橋があり、橋の上から下の川を眺めつつ、寝ボケてる家族に『釣るので見てなさい。』と自信満々でロッドを手にします。 橋の上からです、するするとルアーを流し、ちょいと先のプールへとミノーを送り込みます。万が一にも大物が掛かったらなんて事は考えてもいません。プールの中でミノーが舞い、直ぐにも軽くアタリがありました。 家族に見守られながらの小アメでした。橋の上からでも釣れるとは、やっぱドコにでも魚が居ますネ〜♪ 一つ下流の橋まで移動し、少々の釣り休憩といたします。 いそいそとウェーダーを履き、例え30分のチョイの間でも、ココゾとばかりに本気モード全開でさ。 川は浅く、雨で少々の増水ぎみ。ルアーを投げるのも大袈裟な小さな渓流だが、ポツポツとアメ、たまにレインボーの跳躍、極稀にヤマメと、小型ながら短いひと時を楽しませてくれました。写真に納める程のサイズが出なかったのが不満でしたが。 雲に隠れた美幌峠。くねくねと峠を下ると雄大な屈斜路湖が見えて来ました。 さて、目指す屈斜路湖には来たが、ドコのキャンプ場に行こうか決めてなかったりもします。(^^ゞ 遥か昔、砂湯に泊まった事はあったよナ〜。ある年は、湖岸にテントを張った事もあった気がする。 PM5:30,まずは行った事もない和琴半島のキャンプ場へと行って見ます。 大駐車場があり、左の湖岸沿いにキャンプ場があって、その林の向こうらしく状況が見えん。道の看板を見ると、この向こうにもまたキャンプ場があるみたいだった。簡単そうなキャンプ場へと行ってみます。 ≪和琴国設キャンプ場≫ 国設ですか、安心っぽい気がします。ガラアキです、パイカーのテントが数張りあるのみです。 管理棟に行き、ここの状況を聞いて見ます。車の乗り入れは禁止で、大人400円の小人300円。駐車場の真ん前のスペースすらもガラアキで、全面芝生張り、近くにファミリーテントの展示会もナシ、完璧です、ココに決定しましょう。 『ヨシ皆の者、荷物を運びましょう〜。』 駐車場とサイトとはフェンスで仕切られているが、ほとんど車の後だったりもします。 すっかり慣れた手付きで我家を設営。寒いです、夕方まだ明るいのに既に冷え込んでます。 こんな時の為にと持って来たウイスキーをあおり、まずは大エゾヤマメを水事場で下処理してと。
『コリャ美味いsssssっす!!』(キッパリ) あいや、嫁さんのスパゲッティーはいつものように美味いです。(^^ゞ このヤマメなのだ、何年振りにヤマメを食べただろう? ぜんぜん思い出せない位に昔ですかナ〜。。。 自分にとって川魚の美味しさ最高峰はヤマメであり、道産のレインボーその次くらい。アユはその対等程度。 釣った魚を食べていた時にはほぼ塩焼きで、たまに量がある時に燻製にして楽しんでいたんだ。 ヤマメは美味いです。マジで美味いです。 川魚独特の臭味も無く、更には笹とヨモギとペルノの香りで蒸され、甘い脂が肉に染み渡り、旨味に拍車をかけるバターと、ソソル香りのガーリックとコショーだ。この調理法はアタリでしょう。 オレが最初に毒見をし(笑)、魚好きな満子が箸を伸ばします。鉄男がおそるおそる食べてみます。嫁さんが遠慮しながらもパクつきます。皆の目の前で釣った魚であり、皆の目の前で料理した魚。この1匹に、そして与えてくれたアイヌの神様に感謝して食べてくださいネ。 寒いです、全員が「もしも?」の事を考えて持って来た厚手の上着を着込んでいます。嫁さんが、寝る前にココアを飲んで温まろうと提案。ストーブでお湯を沸かし、オレはココアにウイスキーを入れてと♪ サスガは北海道、山で天気が崩れるとこんなにも気温が下がります。 ピーク1ランタンの灯かりが暖かいです。 お湯を沸かした後でも健気に空焚きし続けてるスベアが頼もしいです。 ココアを飲み終え、トイレに行かせ、ピーク1ランタンをテントの前室に設置して室内を暖めます。 明日もたくさん遊ぶんだゾ。テントの中で絵日記書いて、騒がないように寝てくださいネ。 家族をテントに押し込み、オレはまだ夜露の洗礼中。 テントの中からは、今夜もガサゴソとお菓子の袋を開ける音が聞こえて来ます。(笑) 手元でスベアがVeveveeeと心地良い音色を奏でています。 冷めたウイスキーココアをチビチビやりながら、ヤマメの味を思い出したりもしています。 家族で来ると、こんな楽しみもあるんだ。でもどこかで孤独な虫が疼き、一人の夜ならば、もっともっと色んな事を考えずに済んだよナ〜、なんて思ってみたりもします。(^^; いままでずっと家族を家に置いて北海道逃亡を繰り返して来たワケだが、たまには1回位は家族サービスもいいかナンテ、う〜ん、まだ核心に迫らない感じですかナ〜。。。 〜145km 8月17日 金 くもり 和琴国設キャンプ場〜 AM7:00,冷んやりとした朝。鉄男が起きていたので、2人で朝の散歩に行きます。 このキャンプ場に来たのは初めてで、そもそも和琴半島に来たのも初めてかも知れない。何回かは屈斜路湖に来た事はあるが、コレと言った目的ナシに観光地には行かない主義だったりもします。屈斜路湖と言えば和琴半島なのだが、如何に今まで有名処を無視して来たか、我ながら感心してしまいマシタ。(^^; キャンプ場から湖岸の森に入る散策路があり、雲でくすんだ湖を見ながら、足元の蚊の養殖場を見学しながら、てくてくと木道の小道を歩いてみます。この小さな散策路を抜けると、和琴半島のキュッと締まった玉袋の根元に出ました。小砂利が敷き詰められた澄んだ湖で、小さな魚が居るのも見えます。 反対側の湖岸に行き、するとそこはお向かいのキャンプ場なのでした。湖岸に面したキャンプ場で、ロケーションは最高だが、湖から風が吹いたらマトモに喰らいそうですナ。駐車場からの距離をみても、ここにせず、あの国設キャンプ場にして良かったとしみじみ思ってます。 キャンプ場を抜け、メインストリートに出て我家に向かいます。 と、この道路のド真ん中で無謀にも自殺志願者を発見!! 鉄男が無事に救出しましたのは、ミヤマクワガタの♂でした。 我家に帰ると、嫁さんも満子も起きていました。 鉄「みてみて、道路でねてたの助けたんだよ♪」 夜露か霧雨で湿ったキャンプ場の芝生。こんな時は8Rでコーヒーを沸かします。 昨日の寒波が去ったのか、昨夜ほどの寒さでもない朝でした。 今朝は嫁さんが朝食を担当してくれ、チャッチャとサンドイッチをば。 道産(焼き)のパンに道産のバターと道産のキュウリと道産のチーズ、そして道産の鱈を使ったであろう魚肉ソーセージ(笑)。 道産の牛乳でカフェオレにし、北海道プリンとセーコーマートで買った舶来品のバナナをつけて楽しく朝食です。
嫁「めーごいな、いっちょめげに怒って。」 (見てください、かわいいですね。あらあら、角なんか降りかざしてますわよ♪) 嫁さんがミヤマ君をかわいがってます。 寒くて動けなかったのか、手で温めたら元気になって威嚇しちゃってます。 貴重な高価な舶来品フルーツのバナナを与えたら、ガッついて食べ始めました。 はいはい、雲行きが悪くならない内に、さっさと片付けて撤収しましょう。 嫁「これそーや、持って帰っていーがーべ?」 (この子、、、連れて帰ってもいいですかね?) ・・・ダメです。(キッパリ) 例え車に轢かれて死ぬ運命だった虫1匹。我々は昨日のヤマメ1匹で、既にアイヌの神様からのラッキー引き換え券を使ってしまったのダョ。更には北海道産のクワガタだ、万が一にも内地のクワガタと掛け合わさって突然変異で巨大なクワガジラが生まれてしまって町を破壊して新潟県が削り取られてバランスを崩した日本列島が傾いて沈没してしまって飛び立ったクワガジラの群が世界中で猛威を振るって地球防衛軍も対昆虫怪獣兵器を持ってないので成すがまま世界滅亡となったらドウスンダ!!(爆) いやネ、その内に息絶える小さな命を見て悲しい思いをするよりも、バナナもあげたし、森に帰しましょう。 嫁さんは自分の分のバナナを半分あげ、人目に着かない所へ、大きな広葉樹の下へと、みんなでミヤマ君を安全な場所に置いて来ました。もう道路には出るなよ、と。 AM10:00,駐車場前の≪和琴自然館≫を軽く見学し、さぁ本日も出発です。 屈斜路湖を抜ける前に、確かアイヌコタンとか民族資料館があったと思ったので、池の湯方面に向かいます。 すぐに屈斜路湖から釧路川の流れ出しがあり、チョイと停車して車を降り、橋からの眺めを見てみます。 野『どうだ鉄男、ここにはダムが無いのダ。』 鉄「天ねん湖っていうんだよね。」 嫁「シャケや塩マスもあがって来るがぁ〜?」 (鮭やピンクサーモンも、ここまで遡上して来るのですか?) 満 「・・・おしっこ、」 トイレが無いと観光もママナラナイ野良家なのでありました。(^^; 車に乗り込みの、すぐその先にありました、アイヌ民族資料館なのです。 思う存分にトイレ観光でもして来てくださいませ。
川を見ながら、急ぐ事もなく、のんびりと弟子屈まで下ります。 今夜は日高か糠平へと行く予定。その前に、今日コソはミッチリと釣りをさせて頂きます♪ 明日は完全に最終日なので、たぶん御土産屋さん廻りで釣りなどは出来ないでしょう。 目指すは利別川ですかネ〜、今年も巨乳ちゃんに会いに行きたいゾ、と。 弟子屈から右折し、阿寒湖方面へ。 牧場・牧草地・ジャガイモ畑・トウモロコシ畑・玉ネギ畑、広いです、果てなく広がってます。日本中の食料を賄ってるかの様な北海道の風景なのです。どんなに情報溢れるコンクリートの街よりも、この北海道には何度見ても何度来ても飽きない景色があり、ガスストーブとガソリンストーブの違いに近い感覚にも思えます。 子供達に書かせている絵日記を見ても、まずは白紙の真ん中に横一線端から端まで線を引き、そこから何か書き足している風にも見えます。最初に地平線ありき、北海道らしい絵日記だと思いました。 12:00,着きました、阿寒湖なのです、名物のアイヌ村なのです。 野良屋さん、阿寒湖のキャンプ場には何回も来た事がありますが、その道を挟んで真ん前のこのアイヌ村には、確か昔むかしに一度だけ来た事があるように思う程度だったりもしてます。 スゴイ、今年はマジで人並みに観光してるぢゃん♪ (^^ゞ ・・・んなのはイイから早く釣りに行きてぇ〜。。。 いかがですか皆様、満足しましたでしょうか、御土産もた〜んと買ったでしょうか。 早くお昼寝でもナンでもしてください。父は、父はナ、先を急がさせて頂きます!! 山を下り、足寄の川で一休みです。 (^^ゞ お昼寝してる家族をそっと放置し、いそいそと川に入ってみます。ここは過去の実績ポイントなのだが、悲しいかな近年はパッとしない場所でもあった。 雨で少々の濁りと少々の増水で、言うなればGOODなコンディションでないの♪ などと期待を込めてルアーを流すが、思う様には釣れず、小型のレインボー2匹のみで撃沈。。。 どうした、この川も終わっちゃったか? 野良屋さんとしましては、過去の栄冠などは大好きであります。思い出の場所、目をつむると今でも美形なレインボーがティールウォークするシーンが甦るんだ。でも過去は過去で、今は釣れないという現状で上書きされてしまう悲しさたるや。。。 そうだ、いっその事、一度でも良い思いをした川には二度と行かないってのはドウダ?? ・・・などと思っても、『また釣りたいから♪』のエゴでリリースし続けて、二度と行かないってのは所詮無理な話し。 一発ヤッチャッタらば、またヤレルと思うのが道理であり、博打ではナイ、据え膳なのである。がしかし現状は、据え膳は誰かに食われるか腐ってしまうモノなのネ〜、、、 あっそうダ、ウチの嫁さんも、昔はも少しピンピンしてたョナ〜。。。(←時間劣化の現状 アセ;;;) 足寄タウンを右折し、昨年一発ヤッチャッタ所へと向かいます。そうです、ボインちゃんの待つ場所です。 据え膳食わねば武士の恥なのでもあるのです。 カメラよし、ネットよし、ルアーBOXヨシ。 嫁さんは目ぼしい野良草花はないかと散策し、満子は虫捕り網を振り回してますし、鉄男は廃線は見えないかとキョロキョロしております。んなのはどうでもイイので、オレは川へと踏み込みます。 ここは雨の影響はないみたい。昨年と同じ位な水量で、チョイとポイントが変わったか?程度な感じ。 とりあえずは、家族の目の前で1匹は釣ろうと頑張ってみます。浅瀬は無視し、昨年の実績ポイントを優先して脱がせてみようかと。昨年はベナベナの完全釣り師ロッドで狂気(注:→叫嬉)しちゃったので、今年は対等に勝負しようと、スミス8ft改+シ○ノ赤メタの組み合わせで挑んでみます。 橋の下流の瀬では反応がなく、その瀬尻でガッツン!と来たのだが、惜しくもフックに乗らず。家族に大声で叫んで聞える限界まで探ってやっと1匹のナイスレインボーをば。誰か見ていてくれたのかナ〜。。。(^^; ま、家族の監視が無い所まで来て本領発揮なのです。 荒瀬であります。ヒッヒッヒッと笑みを浮かべ、Dダイレクトを荒瀬の中にブチ込みます。今度はロッドが長いし強いので、こんな瀬の中でもコントロールが自由自在。表層は白泡が巻く程に流れが早いが、大きな石がゴロゴロしている川底は、見た目よりも穏かな流れがあってポイントなのです。Dダイレクトの長いリップが水流を受け、ゴンゴンと流れに突き刺さって行くのが分かります。が、水中でのDダイレクトの鼓動が伝わって来ないのが硬いロッドの難点か。 この荒瀬を流し切る前にショックが伝わり、、、またまたフックせず。 ヤバイゾ、このロッドの選択は失敗だったか? どうも魚がルアーを咥えた瞬間に弾いてしまってる気がします。こんな時はラインテンションを弱め、操作性よりもフッキング優先で試してみます。 次なるプール、昨年すんばらしいレインボーを釣った場所だ。多少地形が変わってるので、まずはDコンでプール入り口をトレース。 ・・・んが、うっかり小物を掛けて挙句にバラシてしまいマシタ。(ー_ー;) ヤバイ、ヤバイゾ、3歩下り、Dダイレクトを付けてプール内を探るが、出て欲しい目の前で反応ナシ。 ローングキャストし、ロングロッドを駆使して広範囲に探りを入れますと、着水から数m、Dダイレクトが流れに馴染んだ瞬間に来ました〜♪
まぁまぁ満足して車へと帰る。 遊び疲れてお昼寝中の家族の中で、鉄男だけはオレの帰りを待っていたようだ。 ヨシヨシ、もう釣りはお終い、ではお楽しみに行きましょうか。 ≪ちほく高原鉄道ふるさと銀河線≫ 恒例の廃線見学なのです。鉄男君、ハリキッてヤッチャッてください。
廃線見学をし、さっさと移動して、またまた鉄男の希望でPM5:00には足寄駅で休憩。 廃線になってしまったが、この足寄駅は堂々と≪道の駅≫として返り咲いてました。 オレとしては特に興味ナシ。早くキャンプ場に行きましょう。 峠を越すと霧雨になり、この先が心配になって来ます。 糠平へと続く山道は車の通りも少なく、もう観光スポットはないのでノンストップです。 が、途中でやはりオヤクソク、深い木立の奥に見えるアーチ橋を確認し、今年も御満悦な鉄男君でした。 PM6:00,晴れてる糠平キャンプ場はガラ空きです♪ 管理人さんが居たので受付は嫁さんに任せて。 オレの好きな駐車場前の一等地も空いているので、テントを下ろしてと。いつもはムーンライトVだったので苦もなかったが、このテントはデカイので、この場所で張るのは立ち木を考慮しないと張れなかったりもしました。完全整地のエリアではないので、立ち木とか木の根、地面の凹凸や傾斜も考慮しつつ場所を選びます。 テントを張り終え、温泉に行く仕度をし、夕飯は糠平名物の【麺屋どんぐり】へと皆で歩いて行きます。 この道を歩いて行くと、、、あれ?【みはる】って閉店しちゃったの? 豚丼の看板も無く、営業している雰囲気ではありませんでした。そうか、行こう行こうと思っていた店であったが、行かずに幻になったったのネ〜。 どんぐりさんは営業してました。 野『こんにちわ〜♪』 ど「あっどうも、今年は家族で北海道ですか?」 野『はい、悪行がたたって監視付きなのです。』 (^^ゞ 味噌、醤油チャーシュー、醤油ねぎチャーシュー大、豚丼を注文し、の〜んびりと家族の団欒なのでした。 オレが鍛え上げ、巷のラヲタ以上に口うるさい嫁さんが気に入ってくれ、美味い美味いと絶賛しております。 年に一度しか来れない店なのだが、来る度にもっともっと美味くなっています、どんぐりさん。 ブログを立ち上げたみたいですので、興味のある方は見てくださいませ。
満腹になって恒例の温泉【糠平観光ホテル 中村屋】へと。 今年の男湯はと、好きな熱ぅぅぅ〜いタイル貼りの方の浴場でした◎。 インプリンティング(刷り込み)とは良く言ったものでして、確かに最初に入ったのがコチラの浴場だったので、どうもこの浴槽の方が性に合います。最初の印象・出会いってのは重要で、ソレが基準で当然だと脳で記憶してしまいますネ。釣り場でもそう、初めて入ったポイントで爆釣したならば、やはりまたソコに行ってしまいます。 ルアーでもそう、リールでもそう、ラーメン屋でもそうなんだ。最初の出会いが確定付けてしまい、後から見る人には「ナニ言ってんのソレ?」などと思えるのもしばしばです。 徐々に劣化して来る川などを見ると悲しぃ、、、いつ行っても釣れる川であれば嬉しい♪ 飛ばなくても重くてもギア比が低くてもABUのリールは使う程に嬉しい。(笑) とまぁ、この温泉もそうなのです。新しいヒノキの浴槽よりも、激熱でもこのタイル浴槽ですナ〜。
温泉を出て嫁さんと満子は、まだ開いてる向かいの御土産屋さんに入って行きました。 オレと鉄男は先にキャンプ場に帰ります。鉄男は以前の事を覚えていたのか、糠平の鉄道資料館?の看板を目にし、行ってもいないのに講釈タレてます。 よしよし、ぢゃぁ明日はソコを見に行くとしましょうか。 キャンプ場の我家に帰り、まずはコールマンに灯かりを入れます。 いつになく空いてる糠平キャンプ場で、ウチらの後から来たキャンパーは1組も居ないみたいです。 便利だが混んでるキャンプ場はキライ。キャンプを寝るダケだと考えるならば、目覚めた朝の静寂さと綺麗な景色、そして自然な音が聞こえるキャンプ場が理想ですナ〜。オフシーズンの阿寒湖キャンプ場も好き、オフシーズンの丸瀬布キャンプ場だって絶好でしょう。なのでやはり、シーズン中でも空いてる朱鞠内とか糠平は外せないのです。 嫁さんと満子が帰って来ました。では楽しみにしていた花火をして、最後の夜を楽しみます。 家族をテントに押し込み、風もなく、静かないつものキャンプ場。 テントの中からは、今夜もガサゴソとお菓子の袋を開ける音が聞こえて来ます。(笑) ウイスキーをビビチビ飲み、この日記帳はテーブルに置いたままで、まだ書けずにいます。 今夜で最後のキャンプかと思うと、この一週間は、今年の北海道は満足したのかと自分に問い掛けます。 子供達が喜んでくれたし、嫁さんもツノを出すこともなかったし。(^^; こんな夏休み、もう、たぶん、きっと、無いでしょう。 〜185km 8月18日 土 晴れ♪ 糠平野営場〜 AM6:30,今朝も壮快なる寝覚めです。 鉄男を御供にし、恒例になりました湖岸のトイレまで朝の散歩に行きます。 今朝は曇りと言うよりも、雲の中で曇ってるってな感じの天気です。 感じ的には空気が淀んでいないので、その内に晴れるでしょう。 昨夜、どんぐりさんからもらった糠平ガイドを食い入る様に見ていた鉄男君はと、このキャンプ場の近くにも廃線のアーチ橋があるのだと言います。 ん〜ん、チョイと待てョ、そう言えば、オレも見た事がある気がしてきました。(爆) あった、確かに、このキャンプ場から沢の流れ込みに降りられ、ソコにコンクリートの橋がありましたネ。(^^; 野『鉄男、あの炊事場の先には川に降りる道があるのダ。 行けば見れるハズ、カメラ持って行って濃いぃぃぃ〜っ!』 鉄男はスタコラサッサと走って行きましたとさ。 オレはコーヒーを沸かしたり、ガソリンストーブをイヂクリ回したりしているので忙しいのである。 今朝は嫁さんと共同作業で、朝食の準備なのです。昨日買って来た地鶏の玉子、魚肉でないウインナーソーセージ(笑)、ホットケーキ、インスタントのコムタンスープ。 持てる物資をフル機動させ、余す事無く作り上げました。 朝食の準備が出来た頃に鉄男が帰って来て、「あったあった♪」とワメキ散らしております。 そうか、やっぱりあったか、うんうん、そう言えばその橋の下で釣りをしたんだったかナ〜、と。(^^ゞ って事は、何年も前からオレは知っていたのに、ここに鉄男と来た時もスッカリ忘れていたのでした。(笑) 嗚呼、忘れもしない95年の秋、落ち葉舞うあの橋の下で、80クラスのブラウンを掛けてしまったんだよナ。。。 まぁいいから飯にしましょう。ドレドレ鉄男、カメラを貸してみなさい。
はいはい、さっさと食べて、そしたらオレも一緒に見に行きましょう。 地鶏の玉子をタップリ入れたホットケーキ、上出来な焼き加減でありました。 塩コショーのみの地鶏の目玉焼き、美味しゅうございました。 外パリ中アツの焼きウインナー、コレはビールが欲しくなります。 食事の片付けは嫁さんと満子に任せ、オレ達はもいちどアーチ橋を見に行って来ます。 炊事場を抜けると川に降りるフィッシャーマンズトレイルがあり、木々をぬって笹薮に付いた小道を下ります。 そこにありました。ダムが出来てから作られたと言う、まだ朽ちてない頑丈そうなアーチ橋が。
なぜ糠平なのか? まだ北海道の頭も尻も分からない1992年、その時もここを訪れていたのだった。 山に囲まれたダム湖、どこかで銀山湖と同じような親近感が湧いていたのかも知れない。 そして1995年、そうだ、鉄男が産まれた年がこの年なんだ。夏に北海道に来たのに飽き足らず、産後の肥立ち中の嫁さんと産まれて数ヶ月の鉄男を残し、秋にもまた北海道にふらふらと来たのであった。その年は冬の便りが早く、確か9月末にこの山は白かったんだ。キャンプ場で早朝の暗い内に起き、テントの外が霜柱でバリバリだったのを覚えている。たった一人のキャンプ場、夜中にナニモノかが笹薮を掻き分ける音がし、遠くで犬の遠吠えが山にこだまし、酒臭い息も凍りつく夜、それでもシェラフの中は暖かく、朝になったら今度コソは釣り上げるゾと、期待と数時間前の興奮の一夜をここで過ごした。 まだ糠平巡業は続いている。釣りをしなくても、まだ続いているんだ。鉄男が糠平を好きなのは、もちろん廃線跡があるからだと思うが、オレは釣りをせずともこの地が好きだ。いや厳密に言えば、このキャンプ場が好きなんだ。夏のシーズン中でも、ファミリーもバイカーも少ない(人気の無い?)このキャンプ場。白樺の甘い香りに誘われるキャンプ場。そして、まだ、あの魚が居るかも知れない糠平湖。 AM9:00,いつしか雲が切れ、刺す様に暑い陽が照り付けて来ました。とてもウレシイです。 まだ夏は終わってないのダ。さて皆様、ボチボチ行きましょうか。 キャンプ場を出てすぐ、オヤクソクの≪糠平鉄道記念館≫へと。 ここに糠平駅があったのだそうナ。詳しい説明は鉄男に御任せします。
今日が最終日です、もうフェリー乗り場へ向かうのみです、釣りなどと口が裂けても言えません。 (Tx T) 今日は今日で、また御土産などを買いつつ苫小牧に向かおうかなどと。。。 今はまだ糠平。さて、どんなルートでドコに行きましょうか? AM10:00出発。ゆるゆると木々のトンネルの峠を上り、観光接待ギツネでも居ないかとキョロキョロしつつ、ゆっくりと然別湖に向かいます。もちろん最初の休憩所は然別湖の大御土産屋さんなのです。ココで全て満足してくれたならば言う事ナイが、まだまだ広い北海道、そうは嫁さんが許してくれないでしょう。 御土産をタンマリと買い、軽く湖などを眺めながら出発、次の大御土産屋さんまで。(^^; 鳴きウサギのポイントを通過、駒止湖を見下ろし、いつのまにやら雲の中に突入。どの位視界が悪いかって、峠の上ですぐ道沿いの千畳くずれ岩が全く見えない程の濃いぃぃぃ雲の中なのです。せっかくの観光ポイントなのに残念でしたネ〜。 嫁「なんもめーねーてが。」 (何も見えませんねぇ〜。) 満 「くもって、えのぐのしろよりも、しろくないんだね。」 峠を下り、雲を抜けると途端に青空が広がります。 オレはこの陽刺しだけでも十分な御土産なのだが、、、はいありました、鹿追の道の駅で休憩をば。 さて困った、嫁さんが欲しがっていた六花亭のお菓子がどこにも売ってないョナ〜。帯広まで行けばドコゾの御土産屋にはあるかも知れません。が、その帯広ってのはケッコウ遠かったりもします。 う゛〜ん゛、帯広に行くとぜんぜん遠回りだし、鉄男が幸福駅だの愛国駅だのと言い出すのは必至。(笑) 帰りは夕張周りで帰るって予定にしていたのだが、上野のキヨスクでも売っていそうな六花亭のイチゴチョコも嫁さんに買ってあげたいし、、、帯広=豚丼♪なんてのも手かも知れないしナ〜。がしかし、肝心の帯広近郊の道の駅がドコにあるかワカラン。こんな時、ホクレンの地図帳を忘れて来てしまった事をひしひしと後悔。 ここは鹿追です、真っ直ぐ行けば帯広です。もしも無かったら、【めん吉】でラーメンと豚丼で黙らせると。 そして帯広を目指して走り出します。ヤバイゾ、嫁さんの希望は数あれど、アイヌ村しか制覇してないゾ。猿払のホタテも食べられなかったし、釧路の和商市場も行かなかったし、せめて六花亭、あの乾燥イチゴの入ったチョコ位は見つけ出さねば! 遠いようで近かった帯広に来ましたが、このR38沿いには御土産屋らしき店がありませ〜ん。 どうだ、六花亭本店は帯広駅から徒歩5分。ここまで来たのならば、オレの大キライな大市内に突入か?! ・・・などと、ぢょぉだんぢゃナイっす。 そして時はお昼、御土産屋巡りで疲れたのか、ハラヘッタなどと言い出してくれました。 持ち帰りの御土産よりも、目先のお昼ご飯でしょうが♪ そして丁度よく例の【めん吉】の付近だったりしました。この店、キープしといてヨカッタ。 さぁ皆さん、ラーメンでも豚丼でも食って、満腹に浸ってくださいマセ〜。 時間的に、チト厳しいです。ここから日高までが50〜60q? そこから苫小牧までは100q位か? もしも夕張経由ならば冒険かもしらないが、ここはひとつ、やんわりと御土産屋を見ながら、余裕を持って日高から苫小牧に下りましょう。嫁さんには、今年の北海道は例年よりも広かったって事で承諾。(^^; 清水のスーパーにて、北海道限定のメジャーな御土産などを買い込みます。 日勝峠をスイスイとクリア。日高に入り、日高のキャンプ場に来年は来るゾ、と挨拶。 R237を順調に流れ下り、鵡川町にて道の駅。ここまで来ると、もう御土産は見飽きたってな感じです。 地平線が見え、延々と丘がうねり、広大な牧草地にはゴロゴロとシバタマが転がり、黄色一色のヒマワリ畑、輸出でもするのかと思える程のトウモロコシ畑、ポツンと見えるレンガのサイロと五角形の屋根の農舎。毎日見ていた当り前な風景は、もうあと少しで見えなくなってしまいます。 予定通りにPM5:00,苫小牧フェリーターミナルに到着。 シッカリ席を取れよとお願いし、オレは乗船までの間を一人、荷物の整理と気持ちの整理を。 楽しかったよ、今年もネ。自分の自由は半分だったが、家族の自由は4倍にも膨れ上がった気もしてます。 鉄男はもう3回も連れて来たので、今度は一人で電車にでも乗って行きなさいョ、と。 嫁さんは2回目の北海道なのだが、以前とはぜんぜん違う北海道だったらしく、コレゾ夫婦仲とでも言うのか、キャンプ場は朱鞠内と糠平が良かったと述べていたのは意外だった。満子はと、観光牧場に連れて行って馬かポニーに乗せてあげたかったのだが、どうも自分よりも大きな動物はコワイのだそうナ。キタキツネも見れたし、エゾジカの尻も拝めたし、なによりも動物園が楽しかったと言ってくれたので、初日に満足してもらえて簡単でヨロシィ。 ガイドと言ってはナンだが、観光ツアーの北海道よりも、金で買えない北海道を体験させられた気がして、まぁ家で夏休みの宿題してるよりは楽しかったであろうかと思ってます。少しは父親の株、上がったかも? 〜264km 8月19日 日 晴れ フェリー〜
朝からフェリーは快適です。 夜中に蚊にさされず、近くにトイレがあり、ビールの自動販売機があり、金を出せば労せずして飯も食える。 オレは朝ビール飲んでまた寝ますゆえ、新潟に着いたら起こしてくださいネ、と。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 それとなく時間をうっちゃり、PM3:30,定刻通りに新潟港に入港。暑いっす。 せっかく新潟市にいるのだから、帰る前にラーメン屋に寄ってから帰りましょう。 そこで【昔食堂なおじ】に到着。 奥のVIPルームに家族で上がり込みました。
四畳半のテントで暮らした一週間の締めは、やはり四畳半なのでした。(笑) 当り前に壁は垂直に立ち、当り前にテントよりも広く感じます。 そうか、あのテントの中にも、チャブ台とかテレビを置けるんだよナ〜。 この夏限定の≪ホタテの塩らぁめん≫をまだ食べに来てなかったので、当然目当てはコレなのでした。 鶏ベース?の濃いスープに軽く魚介系か?、この味、ホタテの干貝柱の旨味とは違いますネ〜。まるで生ホタテの甘味と円やかさの味です。干貝柱ならばもっと香りも旨味も分かり易くなるハズなので、生ホタテを使って鶏と合わせ、他にはなさそうな味わいが狙いなのでしょう。極細麺が絡み、このホタテのアプローチは意表を突く美味さでした。 チョイと謎解き、聞いてみます。 野『コレって干しでなくて生ホタテですよネ?』 店「そうです、生を使って旨濃さを出してみました。 北海道の猿払産のホタテですよ、いかが・・・」 野『え゛ぇ〜っ、猿払ホタテだったとわっ!!』(爆) 嫁「なんでげんとこで猿払があるとー!!」 (ま、まさか、ここで猿払のホタテを食べられるなんて。。。) 鉄「すっごい台風のキャンプじょ〜♪」 満 「・・・ちびった、」 それから無事にPM7:15,六日町のド田舎の我家(本)着。 いやはや、疲れた、まずは荷物おろしてと、、、コラ鉄男も手伝え!! 走行距離:〜1867km ツアー中の出費:131013円→燃料費・食費・キャンプ費・観光費・雑費・お土産費(ざっと32460円)etc フェリー代:88000円 高速料金:2950円x2=5900円 →→→合計222913円 他:テント・事前準備品・食料・お菓子等・・・ Let’s北海道 2007” つまりは、そういう事なんだ、 適当に荷物を片付け、居間でゴロンとしながらのダメオヤヂ、やっと発泡酒で一息ついてます。 嫁さんは宝の山(お土産の山)に囲まれ、どこに配ろうか誰にあげようか仕分け作業中であります。 野『和商市場、行けなかったナ、』 嫁「いいが。」 (いいですわ。) 野『夕張の土産屋も六花亭にも行けなかったナ、』 嫁「だぁ〜すけそ。」 (そうでしたわね〜。) 野『猿払でホタテづくしも出来なかったョナ、』 嫁「げんがいいてが。」 (気にしてませんわ。) 野『十勝牛や、ピンクのチャンチャン焼き・・・』 嫁「いいがぁ〜よ、また行ぐすけに。」 (いいですわ、またついて行きますから♪) 野『まっ、まっ、またってオイ!!』(^^;
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