MSR ウィスパーライト インターナショナル (最新機種も販売中)
   MSR Whisper Lite Internationale       Made in U.S.A
   MSR=MOUNTAIN SAFETY RESEARCH

野田知佑様も御愛用!
これは究極のアウトドアストーブかも?

 stGSを初めて見たのは、このウィスパーライトの前身でもあるX-GKであった。
事も有ろうにタンクが別体!これは世界中が狂喜したに違いない。
従来のタンク一体だと、数泊する場合には予備のガソリンが必要になってくる。
燃料ボトルと言えば、一般常識的にSIGGのボトル。(←世界標準)
 「このボトルにバーナーを着けたら?」の発想から生まれたのであろう。

 これは革命ダ!
 プレスで出来たバーナーヘッドに3組のワイヤーフレーム。
ひとヒネリされたジェネレーターチューブが、ボトルのポンプにつながっているのみ。
SIGGボトルと同じネジピッチの為、純正ボトルで無くとも当然SIGGボトルを使用出来る。
 また、タンク別体の有効性は、ガスとか他のメーカーも多く開発してる実情にて一目瞭然!
ガスの裏技としては、ボンベに輻射熱を加える事でパワーダウンを防げる。これは危険デス!

 見た目はほとんど似てるが、ホワイトガソリン専用のがウィスパーライト。
このウィスパーライト・インターナショナルは灯油(ケロシン)も車用ガソリンも使えるのがうたい文句。
世界中のどこでも手に入る燃料が使用可能なのでインターナショナルのネーミングは伊達ではナイ!

 @適当にポンピングしてからバルブを開けて、ガソリンを少量噴き出させる。
 Aバルブを閉じて、バーナーのガソリンに点火!これがプレヒート。
 Bジェネレーターチューブに熱が伝わると、中のガソリンが噴き出して来て炎を上げる。
 Cこの炎が収まった頃にバルブを開けて全開ダ!

   『この静かにして、強力な火力を見よ!』

 実はこのMSR、火力の微調整があまり得意ではない。
他のGSが気化したガソリンを調整するのに対して、MSRはボトル出口で液体のガソリンを調整している。
樹脂製ポンプアッシー内のバルブ機能・・・さらに長いフュエルライン・・・えらくタイムラグが有るのだ。

   「とろ火はと、キュ。」
   「うわっ、消えるぅ〜!キュ。」
   「・・・って、今度は最大か!」
 〜の繰り返し。(苦笑)

 必要最低限としては、ON/OFFだけでいいのかもしれない。
などと言いつつ、オレのはバルブの先端を加工してあったりする。
タイムラグは防げないが、コールマン並みの火力調整が可能になった。

 現行モデルには、内部にクリーニングニードルが内蔵されているので、もしも詰まったら、本体をシャカシャカ振ればOK!
3点支持の足はどんな所でも安定し、低い重心で大き目の鍋も支えてくれるし、ポンプで内圧をかけるので、極寒地でも湿った地面でも何ら平気♪
また、本体を畳むとポケットにも入る大きさになる。



 Q:風に弱いのですが?
 A:石ででも囲ってください。
 Q:火力が安定しないのですが?
 A:ポンプはタップリ、バルブは全開!
 Q:ボトルのサイズはどれが良いのでしょうか?
 A:SIGGの300ccでも1.5Lでも御自由に。
 Q:バルブを閉め過ぎてネジをナメちゃいました...
 A:優しく優しく、実の入ったホウセンカを触る様に。



 灯油(ケロシン)でも可能!
 インターナショナルで灯油はどうか?
バーナー下部のウィックに依って、気化の悪い灯油でも簡単にプレヒート出来る。
  結果、『問題ナシ!』(キッパリ)

カセットガスコンロのボンベが1本100円だとしても、超ローコストは火を見るよりも明らかだ。
尚、灯油はどこの家にも有るし。(えっ、雪国だけ?)


 「いかにして、シンプルかつ確実なガソリンストーブを作るか?」
 「山屋に必要な軽量と信頼をどんな形にするか?」


この形から想像してください、この発想が閃いた時の開発者の喜びに満ちた顔を!









2003年 12月末、吉日
MSR/Newポンプを入手!

 確か今年の春からか、現行モデルはこのオレンジのポンプになってたハズ?
オシャレなポンプってだけではアリマセン、
実はこの新型ポンプ、
 『火力調整がメチャx2効くのですョ〜っ♪!』(嬉)

 オレは旧本体を所有しているので、新ポンプアッシーのみを購入しました。(定価@4000円位)
ドラゴンフライ以外の機種には全て装着可能なのです。(←共通パーツなので)






←旧ポンプでもそうだが、最小火力でノブにマーキングしておくと使いやすいのです。

この最小火力から最大火力までの調整範囲が、ナント180度以上、1/2回転以上もあります。
更に、安定したトロ火を維持するのも簡単になりました。

でもやはりボトル出口での液量管理なので、調整時のタイムラグを避けられないのは忘れてはイケナイ。(^^;





←とても安定した極小火も可能になりました。

現行モデルは、このポンプ&シェーカージェットを搭載。
熱の影響がないバルブの耐久性も高い!
そう、もう文句ナシのストーブなのである。

旧MSRを持っていても、火力調整に御不満があった方、
このポンプは是非とも買うベシなのでアリマス♪



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