私的釣りコラム 


第7話:バラさないテクニック?
第6話:11フィッシング
第5話:浮かばれない死
第4話:橋の上からの釣り
第3話:カディスなるもの
第2話:野良屋的、キャッチ&リリース考
第1話:野良屋的、ブラックバス相対性理論







***バラさないテクニック?***
さて巷で良く聞く、大物をバラシたとか大物に切られたとか?
バレる要素は2つのみで、フックアウトとラインブレイク。
フックアウトは如何ともし難く、外的要素がありすぎて半分は運でしょう。
ラインブレイクは恥だとも思ってますので、避けられる要因は多数あります。

☆フックアウト
→フックが甘くて口切れ
ドラッグ強スギ、引っぱりスギ。
魚にダメージを与えないで早急に取り込むとか言う方も居ますが、バラシてしまったら本末転倒。
自らでフックを外すまでが釣りで、ソレ以前のこんな状況だと単に経験不足でしょう。
ましてや、キープして食べようって方ならば特に。(笑)
ドタンバタン暴れさせながら岸に引きずり上げるシーンを見ますが、そんなのバレても当然です。
皮1枚に掛かっていても、キャッチにまで至らないと釣りは完結しません。
だから言ってるでしょ、ドラッグは緩めにと。
ベイトならばファイト中にも簡単に調整出来ますので、無理に強くする必要ナシ。

→掛かりが浅く?てスッポ抜け
大物を確実に仕留めたかったら、大きなフックに交換しましょう。
その交換した大きなフックを食えない様な小物は相手にしない。
常にテンションは維持しましょう。
ラインが張ってる限りは、そう簡単には外れるとは思えません。
巻く手を緩めてはイケマセン。
だから言ってるでしょ、ドラッグは緩めにと。
ドラッグを滑らせながらも巻く手を休ませてはなりません。
なのでクリック音は必要なのです。
滑らせながらも巻き続ければ、とっさに手前に走られてもラインは緩みません。

尚、フックアウトする大半は足元ではないでしょうか?
ロッド直下で暴れる魚のフックは様々な角度で引っぱられ、もちろん抜け易い角度にもなります。
寄せるのは簡単だが、足元こそが油断大敵なのです。
ちなみに、湖のイワナのフックアウト率は経験上とても低いです。
なぜならば、アイツらはバックしようとモガクのが習性ですから。(笑)
常に頭がコチラに向いてるのでバレ難い魚だとも言えます。

☆ラインブレイク
→ラインの傷・結び目切れ
大半は釣り人の落ち度です。(あっさり)
掛かってから魚体などで付いた傷ならば泣くしかありませんが、、、
1尾釣ったら欠かさずチェック、
ポイント移動した時にも欠かさずチェック、
ルアーを交換した時には欠かさずチェック、
根掛かり回収後にはラインとフックを欠かさずチェック、
・・・してますか皆さん!!
毎回新品のラインに巻き替える位の気持ちで居るベシ!!
高速料金だ燃料費だ、場合によっては遊漁券よりもラインは安いのですよ!!!
だから言ってるでしょ、ドラッグは緩めにと。
ラインの強さや結び目などを過信してはイケマセン。
一度でも良いですので、ルアーを木にでも刺し、ラインを切れるまで引っぱってみてください。
大切な魚との絆がどれだけの強度なのかと、身を持って確めるのも必要です。
自分は例え渓流魚狙いでも、元ラインとリーダーはビミニを編んでますよ。

→ライン強度を越えた過負荷による切れ
もしもこの状況が起きたとしたら、一種勲章かも???
がしかし!!
何の為にドラッグがあると思ってるのかネ。
単にヘタクソだと片付けられます。
ならばソレに懲りてもっと強度のあるラインを使いましょう。
だから言ってるでしょ、ドラッグは緩めにと。
魚を抜き上げられる程にドラッグを閉めてるアナタ!!
ラインブレイクは勲章でもナンでもなく、単に恥です、ハヂ。(キッパリ)
尚オレは不可抗力と言う程の超大物を掛けた事はありませんが。 (^^;

→アワセ切れ
 問 題 外 !


☆根ズレ・障害物に絡まれ
→そんな所で釣らない!!(笑)
ソコで掛けてしまった運を恨んでください。


かつて、自慢できる程の大物を逃したのは、95北海道の糠平湖。
ギャラリーが見てる前で、その80ブラウンはジャンプ1撃でパニッシュを飛ばしました。
例えその時でも、慎重にドラッグを調整する余裕がありました。
固唾を飲む釣り人と、曲がり切ったロッドの感激を話す余裕すらもありました。
記憶している幻に終わった一戦はこの程度です。

掛けたら最後、バラさずキャッチするのが自慢です。
余裕です、相手が記録サイズの大物だと分かっていても焦りません。
一旦フックさせたらキリリと冷静になります。
ソレが自己記録になる超大物であったら、初恋の娘の名を叫ぶ位の余裕が必要ダ!

ドコからこの余裕が出て来るのか?
それはたぶん、北海道で悟ってからだとも思います。
また、いつも書いてる事ですが、なぜ大物を釣ってもリリースするのか?
また釣りたいから、もっと大きくなったのを釣りたいから、また釣ればいいさネ♪
「もったいない」の感覚は、とうの昔に無くなりました。
また釣りたいから、また釣るから!!
だからファイト中でも冷静に余裕が出せるのです。

もしも大物をバラシてしまっても、「また釣ろう♪」の姿勢が大切だと思ってます。
悔しいだとか惜しいだとか、ソレではまるで魚との損徳勘定みたいです。
ちなみに08年春の赤川、あのサクラを掛けただけでも嬉しかったです。
たった数秒間ではあったが、目の前で起こった事実で徳を得たと感じています。
全てを前向きに得だと思う事にしています、コレが幸福妄想主義なのです。

心の余裕です、
高価なブドウ虫と交換条件みたいな、そんなルアーフィッシングではないでしょう。
サクラでもイワナでもリリース前提だからこそ、
だからこそ余裕を持ってキャッチ率が上がるのだと、思って、ます、自論です。

異論・反論はあるでしょうが、事実!!
オレのキャッチ率は誰よりも高いと自慢出来ます。
 「その余裕を出せない人はどうすんだ!」
だから書いたのです、意図して心の余裕を作りなさいと。
バラさない最大のテクニックとは、ラインをチェックし、フックをチェックし、ドラッグを調整し、
焦らず、慌てず、競わずと、釣りをもっと楽しもうと思う心の余裕なのです。

そしてラインのチェックは欠かさずに、ヤルべき事はやっておく。
でないと、自業自得で一生上達は無理でしょう。
何かにつけ、ナニかのせいにして解決か慰められると思ってる人が多いです。
自分で何が出来たか、何をしていたか、良っく原因を解析しましょう。
自分の釣りであって自分がバラシたのだ、ラインやフックのせいにするのはアサッテでしょう。

はい皆さん、明日からベイトリールを持ってドラッグゆるゆるで挑みましょう。
尚、初恋の娘の名を思い出しとくよ〜に♪




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***11フィッシング***
 むかしむかしのお話し、釣りを覚えた頃のお話し。
今みたいに情報が溢れるような時代ではなかった頃は、釣りに関しての情報を些細な事でも食い入る様に見ていた。主には本で、何でも良かった。どんな事でも魚と釣りの関係ならば暗記する程に読み返していた。
 ある日、夜の8時台までしか新聞のTV番組欄を見ていなかった中学1年生だったか、その番組欄の下の方に≪フィッシング≫の文字がある事に気付いた。
フィッシングなのだ、釣りなのだ、夜中に釣りの番組があるのだ!
今夜のテレビで釣りが見れる、そう思うと嬉しくて、釣り仲間の友達に電話し、
 「今夜の11時20分から、じゅういちピーエムって番組があって、釣りの番組らしいゾ♪」

 この事を母親に話したんだ。夜中に釣りの番組があるので、見てもいいかと。
でも親は快く承諾してくれなかった気配で、たった5分で終わるのだとか、見ても面白くないのだとか、朝起きられなくなるぞとか。それでもオレは貴重な釣り番組が見たくて、その夜中に起きるべく、夕飯を食べたら子供心に仮眠しようと布団に入った。釣りの番組が見れる、嬉しくて眠れなかった。

 ・・・うとうとし、11時には目が覚めた。母親はまだ起きていた。そろそろ始まるんだゾ♪
 ♪シャバダシャバダバシャバダバ ヒーシャバダバ デューワッ♪

 聞いた事もない楽しい音楽と共に、じゅういちピーエムが始まった。
おねーちゃんと、メガネのおじさんと、母親くらいなおばさんがブラウン管の中に居た。
ぜんぜん釣りの話しをする気配もなく、映画の紹介とかが始まった。
外人さんの映画だった、
それはキョーレツな場面であった、
キスシーンどころか、ちちモミやパンツ脱がせまでが映し出された。
 ≪O嬢の物語≫
寝たふりをしていた。。。


 やっと外人さんの映画が終わり、CMになり、次はと思ったら、ゲームだかクイズかなんかしていた。
そして、待ちに待った釣りの番組が始まったんだ。
金色の大きなリール、旗竿みたいな短い竿の向こうの青い大海原で、学校の図書館の図鑑でしか見た事がなかったカジキマグロが舞い上がった!!
息を飲んだ、布団から頭だけ出し、ギュッとグーにした手に力が入った。

 短いながらも釣り番組は終わり、もう寝なさいと、母親はテレビと部屋の電気を消した。
目に焼き付いて離れなかった。
船程もある大きなカジキと金色のリール、そして金髪の裸になっていたオネーチャン。。。


 ある日、また新聞の番組欄の下に≪キャスター≫の文字を発見した。
投げ釣りかルアー釣りの番組に違いないと思った。
ワクワクしながら夜中を待ったんだ。このチャンネル、この時間、一向に釣り番組は始まらなかった。
ずーっと面白くもないニュースばかりしていて、投げ釣りもルアー釣りも映し出されずに番組は終了した。

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***浮かばれない死***
 それは新潟県と群馬県との県境に位置する野反湖に通ってた頃の事。
このダム湖はとても透明度が高く、痩せてはいるが、きれいなニジやイワナがひっそりと棲んでいる山上湖。
小型ながら透き通るようなニジマスに遭いに何シーズンかは通っていた。

 秋口に久々に行ったある日、恐れていたモノを見てしまったのだ。
やや減水した湖岸に捨てられている白く変色したプラスチィックワーム、、、
 『ニジとイワナの湖のハズなのに、ここにもバス野郎がっ!!!』
情報無しでは動かないであろう、って事は、ここにもスモールがラージが密放流されていたのか、、、

 岸辺の近くで魚が死んでいるのが見えた。
晩秋の冷たい水に手を入れてすくい上げてみようと。
魚体の損傷から、もう死んで長い日が経っているのがわかる。
が、口からは釣り糸が伸び、それは水底の木の枝に絡まっていた。
そして!!!
その死んだニジの肛門からはワームが垂れ下がっていたのであった。(悲)
 根掛かりしたワームを食ってしまったのであろう、悲しいかなニジマス、、、
吐き出す事も出来ずにラインが延びる範囲で生き続け、ラインを体内に貫通しながらもワームを押し出したままで力尽きて死んでしまった悲痛なる骸であった。
 『こんなにも無念な死に方があって許されるのか?(怒)』

 オレはラインが絡んだ木ごと死骸を岸に持って行き、口のラインを切り、肛門から半分出たワームをラインとフックもろとも引き抜いたのだ。柔やかく冷たい魚体からラインは簡単に抜け、もう身体に毒の一片も残っていない無垢な姿を、この岸近くの湖底に穴を掘って埋めた。
湖水は切る様に冷たかったが、このニジの死骸を見て切なくてあえて直手で掘って埋葬した。

 ゴミ袋を取り出してラインとワームを入れる。水際の湖岸を歩き、腐れワームやらクソバスルアーのパッケージ、捨てられたライン、空き缶を拾い集めて帰った。
 バス野郎に限らず、トラウティストだって餌師だってゴミを捨てる人は捨てる。
自分は捨てないとかの問題ではないのだ。「釣り人は!」と言われるのは分かり切っている事なのだ。
魚を釣りをフィールドを愛するのであれば、そのゴミの行く末も考えて欲しい。また、魚も鳥も動物も、我々の恥をその命を喪って知ら示めさせてはならない。

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***橋の上からの釣り***
 そう、中学生だった頃、魚野川に架かる橋の上から、毎日の様にエサ釣りをしてたんだ。
釣れるのはハヨ(ウグイ)・ヤマメ、時にはイワナやニジマスの大物も釣れた。
コレはリール竿を使い、橋から直下のミャク釣りなのだ。

 エサはクロカワムシかミミズで、釣りの前に川に降りて川虫を捕って使ってた。
仕掛けはルアーロッドに、矢型の目印と錘とハリス付きの針。
単にミャク釣りの仕掛けだと思って頂きたい。但し、水面と橋の上の自分とは、ほぼ直交してるのだ。
 通常の釣りで3次元象限で言えば、-Yに自分が居て+Xから-Xに流しつつ、-Zの象限で起こる変化を目印を原点として捉えるってな複雑な事になる。(^^;
これが橋の上からだと、+Zに自分が居て、YZ平面で釣れるのを2次元の視野で感じなくてはならない。
ま、ンな事はどうでもイイが、とにかく面白くてバンバン釣れるのだ。

 ポイントは橋ゲタの巻き返しとか、その付近とか、本流ド真ん中でも可能。
およその水深に合わせて目印の位置を決める。
橋の上から下流に仕掛けを垂らして、ブランコの要領でチョイと上流に振り込む。
錘が川底をコツコツと当たる様にロッドの高さを調整しつつ、一定のラインが適度に下流へと伸びたら、ロッドをまた天高く振りかざしてラインをその分リリースするのだ。

 アタリは手元で感じるか、目印のライン変化で取るのは渓流のミャク釣りと同じ。
軽くアワセてリールを巻いて、橋の上まで獲物を吊り上げる。(笑)
ハリスは確か0.8号か1号だったが、慎重なゴボウ抜きでも30cmクラスを持ち上げる事が出来た。
 ハヨでもヤマメでも、針を飲ませないのがオレの自慢だった。
そして、誰よりも多く釣るのもオレの自慢だった。
地元漁師や通行人から一目置かれる橋釣り師がオレだったのだ。

 雨や雪が降らない時は、学校から帰ってすぐに橋へとチャリを走らせる。
雪がちらつく元旦でも初釣りに行ったもんだった。
中学生には漁業券だの禁漁などはナイ!
真冬の魚野川ではヤマメもサビが入らず、素晴らしい銀鱗を魅せてくれた。

 魚野川の橋を通る度に思い出す。。。楽しかったよナ〜♪
当時、歩道も無い橋で釣りをして、通行のジャマになってたのもオレです。(^^;
ま、ガキだったって事で許してチョ♪
 今でもまた橋の上から釣りをしてみたいと思う。
あの頃のスーパーテクが健在なのか試してみたい。
もしかして、そんな釣り大会も面白いのかもネ。
だれか誘ってくださいマセ〜♪

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***カディスなるもの***
 和名=トビゲラ 米名=カディス 英名=セッジ

 ある日の夕方、魚野川の石打地区でFLYをしていた。
本流は二股に分かれ、オレは中州に渡って丹念に流れを攻めていた。
アダムス,クイルゴードン,コーチマン、小型のイワナだが飽きない程度に顔を見せて来る。

 対岸にネコヤナギが水面まで枝を出し、その下はトロリとした緩い流れでベストスポット!
流芯はオレの足元でカーブし、流れ越しのプレゼンテーションを強いられる。
FLYは音も無く舞い降り、30cm程のドラッグフリーで流れた時に、ヤナギの下からGOODなイワナが顔を出して来た。
が、鼻先で引き返して行く。「マッチしてないのか?」
FLYを替え、サイズを替え、流し方も変え、その都度イワナは姿を現すが食ってくれない。
まだ完全には見破られてはいない?FLYにドラッグが掛かると、その時点で引き返す様だ。
 12ft5Xのリーダーに、7Xを2ft継ぎ足してリトライ。
川下からの風に流され、ピンスポットをトレース出来るのは3回に1回位か?
それでもナチュラルドラッグで流れるのは1mにも満たない。
いよいよ飽きたのか、姿を現さなくなってしまった...
巧妙に巻かれたノーハックルも、#18の必殺アントでさえもドラッグが掛かると単なる作り物になってしまう。

 「どうせドラッグが掛かるのならば?」
白いカーフティールのアンダーウィングに、ナチュラルブラウンのディアヘア、#10のカディスを結んでみた。
もう既にイワナは顔を出してはくれない。
ドラッグの掛かったカディスは、ヤナギの下から手前の流芯へと引かれて来る。
 その時、流芯から黒いものが飛び出して来た!
30p弱の立派なヤマメがカディスを食ってくれたのだ。

 何度も何度も流した軌道からであった。「なぜ?」
ドラッグが掛かったメイフライもアントも無視してカディスを選んでくれたのだ。
#10のメイフライでもマドラーミノーでもハンピーでも無視され続けたのだ。
オレとしては、ドラッグの掛かったメイフライで釣れても本望では無い。
 水面に落ちたメイフライは、流れのなすがままに流され、、、カディスに至っては、アメンボよりも素早く水面をスケータリングする。
と同時に、オレの巻いたカディスをカディスと見てくれた事になる!
 これは釣れたのではない、その時に羽根細工のFLYは本物になっていたんだ。
イワナはセレクティブだった訳ではない。単に自然か不自然かを見分けていただけなんだ。
そう、流芯に身を潜めていたこのヤマメも、オレのフライを本物のカディスだと信じて...。

 意思が通じた瞬間、ルアーでは味わえない満足感を得られる。
フライフィッシングって、そういう釣りなんだ。
この日を境に、フライボックスにはカディスが大半を占める事になった。

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***野良屋的、キャッチ&リリース考***
 キャッチ&リリース(取り込んで放流する?)
ワタクシ、いちようリリース派です。
いつの頃からかな?リリースする喜びを憶えたのは...
以前は釣った魚は食べてましたョ。いまだに川魚ではヤマメが最高に旨いと記憶してます。
たまには食べたいと思うし、旨そうな魚は見れば(釣れば)分かる。
でも、本音を言うと、
 @ 持って帰るのがメンドクサイ。
 A 釣り味だけでも十分。
 B また釣りたい。
 C 写真撮ったし。

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@Let’s北海道2001” 8月12日より抜粋
 >>>流芯をミノーで探ると「ゴンッ!」っと引ったくられ、ジャンプ一撃でミノーが飛ばされる!
これぞニジの成せる技!スーパーヒーローは、また流れに帰って行く。 バーブレスでいい、キャッチしなくてもいい。この瞬間の感激とは、「悔しい!」よりも「嬉しい!」
 対岸の流れで着水から数回転で押さえ込まれ「ムム、チトデカイ?」オレがロッドを立てるが早いか30クラスの魚体が宙を切る!ティールウォーク!「ぬ゛ぉ〜ッ!」下流にツッ走って2ndジャンプ!ルアーが飛ばされる!「スッゲ〜ッ!!」
 リリースし易い様に、ペンチでカエシを折ってバーブレスにする。ティールウォークが見たいからロッドを立てる。間違いなくキャッチ率は落ちる。こと、ニジの場合は特に。
 これは自然に優しいのか?魚を釣ってる限り、自然に優しい釣り人は存在しない。自然に優しいのは、川に入らずに橋の上から釣った事を想像してニヤニヤしてる事。
 オレはリリースとか言いながら、偽善行為を前に出す極悪非道人だ。でも、自分がリリースした魚がこの川に居て、また会いに来れるって素敵じゃん。エゴ無しでは自然保護は成り立たない。
 なぜならば、「この自然をいつまでも・・・」ってのもエゴでしょ?自然・不自然を決めてる事自体が、人間の不自然な行為ではないだろうか?
 今の内に沢山の経験をして、いずれは頭の中で釣りをするかも知れない。どんなポイントも、どんな魚も自由自在に釣るんだ。
ものの本で、美食を極めた者達が目隠しをされて、香りと感触だけで想像して恍惚になるってのを読んだ事が有るが、残念ながら、まだその域には達していない。
キャッチ&リリース8匹、ジャンプバラシ3匹、水中バラシ4匹。サンキュー!>>>
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 今では、本当に「サンキュー!」なんだよね。
キャッチ&リリースって、自分でフックを外してから放流して完了する。
たとえリリースするのでも、自分でそのフックを外したい。
釣りを知らない人から見れば、おかしな行動だと思う。

 リリースを前提としている人で、100%バーブレスフック使用の人が何人居るだろうか?
それは素晴らしい事だと思います。
キャッチ&リリースを前面に押し出してる釣り雑誌が、掲載されてるFLYがバーブドフックじゃ問題だよネ。

 今回、自己記録のレインボーを、何のためらいも無くリリース出来た。
 バーブドフックのお陰でキャッチ出来た。
 もし、あの時にバーブレスフックでバラシたとしたら・・・?
  「また釣ればいいや(^^)」  ・・・って、思える様になりたいナ。 

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***野良屋的、ブラックバス相対性理論*** 
 御存知の通り、新潟県ではブラックバスの密放流及びリリースは禁止されてます。
たぶん、個人単位以外の組織で日本中にバラ撒かれました。すでに北海道にも...。
個人ならば楽しみですが、組織ならば商業目的の為?にブラックバスを利用した訳です。
 自分もバスの恩恵に預かり、素晴らしい想い出もたくさん有りました。
これから行政と私達アングラーが考える事は、これ以上の密放流は当然許してはいけませんが、今現状のブラックバスを何かの形で認めるべきではないでしょうか?バスに罪は無いんです...。
たとえゲーム感覚だとしても、バスを釣って喜ぶ子供達の笑顔を、密放流者と同じ種族の大人達が否定して良いのでしょうか?
 (でも、やはりゲーム感覚で、笑顔で後ろに捨てるのも問題ですが...)

 バスが日本征服したのは自然繁殖でなく、人間の手で広まった事が問題なのは言うまでもありません。 放流者達は、悪意があって行っているとは思えませんし、身近に釣りの楽しさを広めようとしてると信じたいです。
 「反自然的な行為」「生態系の破壊」「在来種の危機」「営利目的のテロリスト」
個人でイワナを放流するのはOK? ニジマスは? では、ホタルは?

 さてここで、大幅に違う見方をしてみます。
人間が釣って楽しい魚、食べても美味しい魚、環境適応能力に優れた魚、繁殖能力が強い魚・・・
もしも、バスが生き延びる為に、遺伝子に組み込まれた知恵だとしたらどうします?
人間に依って生活圏を広げる術を、神が与えていたとしたら....?
 自然界には、とても不可思議な共存・共生・寄生などの関係が存在します。
「釣り味」と引き換えに、人間の広い行動圏内に子孫を運んでもらう。 人間がバスに利用されてるのであって、バスにとっては自然な行為かもしれません。「人為的」と言うけれど、人間もまた自然の一部のハズです。一方的な目で物事を見過ぎているのではないでしょうか?


 と、ここまで書いておきながら、自分もバスは害魚だと思ってますし、バス否定派です。
『イワナの聖域にまで侵入させるんじゃネーッ!クソ野郎!』
銀山湖でのバスの繁殖を聞いた時にはショックでしたよ...
でも、これも我田引水的な考えであり、実は自分もまた、バス野郎と絶対値的には同じレベルのクソ野郎かも知れません。


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  〜言いたい事は、山ほど有るゾ!〜
・・・てな訳で、まだまだ続く。                      TOP     BACK