bW0 NOVA     OPTIMUS     MADE IN SWEDEN

NOVA 新星の誕生




それは、決して戦争の道具として生まれた訳ではない



 OPUTIMUS待望の新作、bW0/NOVAを我手に!
基本的にはホワイトガソリン、自動車用ガソリン・灯油・軽油も使用可能なマルチフュエルタイプ。
このストーブとしての大きな特徴としては、
  ☆タンク(ボトル)別体
  ☆軽量コンパクト
  ☆正確にして安定した微細なる火力調整
  ☆新方式のノズルクリーニング機能
  ☆熱伝導を考慮したシンプルなバーナーヘッド
  ☆フュエルライン内の燃料を抜く独自の消化方式




 本体からはステンレスメッシュのホースが伸び、クイックカップリングを採用したジョイントにて確実にボトルと本体に装着される。
このクイックカップリングはワンタッチで脱着可能にして、燃料漏れをも確実に防いでくれる優れモノ。
脱着時の注意としては、ホース側(♂)は当然ながら、ポンプ側(♀)にゴミ等が入らない様に注意したい。
ポンプに連結されたプロテクションキャップが、分離時のゴミの侵入を防いでくれる事も忘れてはイケナイ。





 純正の0.6Lボトル込みでの乾燥重量は550g、場所を選ばずに安定した接地を誇る三脚は、可動部のリーフスプリングによって見事なアクションで固定される。
この何気ないアクションが信頼の証しなのだ。
三脚がガタつくなどは皆無にして、使用者に不安の微塵も与えないのが特筆する点でもある。





 火力はバーナー本体のコントロールハンドルで、バーナー内部の気化ガスをコントロール。
炎を見る限りでは、極小〜全開までがバルブ開度で1回転以上、360度以上もあるのダ!!
一部からピーキーになる事もなく、開度に比例した絶妙な火力調整を可能にしている。
安定している、とても安定している炎は、もしやガス機器よりも優れているのではないか?





 当然の事ながら、ジェットクリーニング機構も標準装備されている。
マジッククリーニングニードルなるパーツが内蔵され、ジェット内で上下に動くシステムを採っている。
このパーツは常にフリーで動くので、使用前に本体をシャカシャカと上下に振ってやればOK!
また、このパーツには磁石が入っていて、付属のマジックコンビツール側の磁石との反発作用にて、運転中でも本体に触らずしてジェットをクリーニング出来るのダ。
がしかし、一番の安心感から言えば、スベア・8Rなどの様な強制作動が好ましいのだが。。。





 バーナーヘッドには6枚のフィンが取り付けられている。
燃焼炎から間接的な熱伝導によってバーナー下部に熱を伝え、このシンプルかつ確実な機構で気化の悪い軽油にも対応している。
bP99もbO0も、コールマンもMSRシリーズもしかり、炎が直接フュエルラインを熱する機構を採用しているのだが、もしやこれら従来の方式だと、温度が高くなり過ぎてフュエルライン内に炭化物を形成し易いのではなかろうかなどと推測してみる?
であればして、直高温にさせずに気化を促進させるこの機構とパーツ数の簡略化、トラブルを未然に防ぐ為のオプティマスの研究の成果だと言えよう。





 作動時のボトル内の燃料吸い上げ口は当然下側。
ボトルを180度反転させる事によって、フュエルラインにはボトルエアスペースの気体が流れ込み、消火と同時にフュエルライン内の燃料も空にしてくれる実用的な機構。
MSRでは本体からの分解時にフュエルラインから残留燃料が垂れて来たが、NOVAではこの不愉快な燃料モレが皆無になった事は喜ばしい事なのである。
ちなみに、オレはNOVAを知る前からMSRでも無理にこの方式で消火していたが、やはり不安と欠点とでも言える燃料モレが改善されたNOVAに心より拍手を贈りたい♪
また、先のクイックカップリングにより、この消火システムが可能になっている事も忘れてはならない。









信頼と平和をあなたに、
 実は冬場に買ったので、まだ本格的な使用はしていない。
しかし、部屋で何度も使ってる内に(^^;、一刻も早くこの素晴らしさを伝えようと思った。
新星は輝き始めた、従来のストーブを乗り越えた完成された形、
次世代、いや、今世代のストーブの幕開けはNOVAかも知れない。


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