SVEA123R
愛称はクライマー。
SVEA123R,OPTIMUS123R,どちらでもよろしい。 これは正確にはSVEA123ではない。オレはマニアでもコレクターでもないので、あまり問題でないが...。 スェーデンの伝統に敬意を表して「スベア」と呼ばしてもらいます。
現在販売されてるのは、このオプティマス123R。 オプチィマス社に移る前のSVEA123はハンドル形状が違い、クリーニングニードルは内蔵されてない。 実用派としては、このオプティマス123Rの使いやすさはこの上ない仕様になっている。 製造会社が代わっても、スベアの名と信頼は変わらない。
naGSとして始めて買ったのがこれ。 このシンプルすぎるデザインから、どんな火が点くかが楽しみだった。 プレヒートも超簡単、テントの中でもヤッテます。
使った者のみぞ知るスベアの素晴らしさ。 オレはソロで活動してるので、このサイズはちょうどイイ。 タンクの容量が少ないものの、ソロで燃料をおかわりする程の料理を作らないのがスベア使いの鉄則なり。
シンプルなデザイン、シンプルな構造、シンプルなアクション、シンプルな着火。 ブラスボディーは使い込む程に味が出て、さらに愛着深くなる。 故障知らずな上、セルフクリーニング機構なので赤ガスでも全く問題無い。 夜中の静かなキャンプでビール片手にスベアの立ち上がりを見ていると、何か炎に引き込まれそうになる。 プレヒート後の弱い炎から、ゆっくりとゆっくりと....そしてMaxに達した頃に1人分のお湯が沸く。
スベアと出会わなければ、今のオレが居ない事は確かだ。 スベアを使いたくて野山を駆け回り、 スベアを背負って釣りをして、 スベアと共に北海道を放浪した。 寒くてスベアをあんか代わりに抱いて寝た事もあった。
楽譜に書けない音を奏でながら、シェラカップを力強く包み込んでいく。 燃焼音はSVEAのVEの音。 ヴェェェーーーー、っと小さなボディーから炎を吹き上げ、しまいには、ヘッドを真っ赤にして怒りだす。 実は、ご飯の後に酒をチビチビ飲みながら空焚きしてるのが好きだったりする。 炎を見てるのが好き、 音を聞いてるのが好き、 あぁ〜、スベアって最高!
PS:ちなみに、「遊歩大全」って読んだ事ありません。
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