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 2002年度の銀山湖紀行

4/13
 今年の銀山は雪が少ないゾ! って〜か、雪解けが早かったのか?
石抱小屋のジイちゃんは元気でした♪ 今年もコレで安泰ダ、と。
がしかし!!
例によって解禁日の舟が取れませぬ!(^^;
 『マジでオレは客ぢゃナイのか〜っ?!』
では、連休の27・28日と来るので舟をお願いネ。
・・・う〜ん、って、今からGWの舟の予約が取れるのが石抱小屋の驚異だったりするし。




 @緊急特別企画! 〜れふと様との銀山釣行♪〜
4/26
 リンク先のれふと様をお招きして、泊り掛けでLet’s銀山!
会社がハネたら速攻で銀山の石抱小屋に向かう!
『おぉ〜、れふとさんのスーパージムニーが有るぢゃん!』

 ジイちゃんに貢物を置いてから二階の部屋に♪ 『初めまして?野良屋でサ!』
まずは貯まりに溜まった握手券を進呈。 (^o^)
NETで知り合った人と初めてOFFるのは、毎度の事ながら不思議なモンなのデス。
何せ昨日までメールやら掲示板で会話してたのに、会うのは初めてナンですから。
相手の目を見ながら話せる方が、オレとしては得意中の得意!
 まずは挨拶代わりに、お互いの自慢グッズの紹介から。(←ナンデヤネン)
MONOを通じて気が和み、つくづくMONOは世界共通だと感じた野良屋さんデシタ。

 「マンマんしょ〜ぜ。」と階段下からバアちゃんの声が。
貢物のマイタケ(栽培物)をツマミにするべく、厨房を御借りする事に。
 バア「どっけん事してこしゃうがだやれ」(どの様にして作るのですか?)
 野良『油で炒めるだけぢゃん!』
 バア「こんだ作って客に出さんばな」(今度お客に作って出してみますわ♪」
 野良『って、マイタケのキンピラって思ってもらえれば...(爆)』 ・・・(^^;
ナンの事はない、ただ単にマイタケを塩コショウで炒めてから、香り付けに鍋肌醤油&七味唐辛子をパラパラってだけの事。

 持ち込んだハートランドと越初梅で乾杯♪
ストーブで部屋が暖まり、カメ虫がブンブン飛び交う中で、この記念すべき良き日を祝って盛り上がる。
 バアちゃんから一言、部屋の布団は自分で敷いてくれとの事。
PS:『やっぱオレは客ぢゃナイのか?!』




4/27 曇りのち晴れ
 二日酔いも無く、AM4:00に起床。
『さて、ブイブイゆわしに行きましょう♪ 神の御加護と僅かながらの恵みが有ります様に。』
残雪の寒さの中、マイヤーズを一口あおってから出撃。
 この時期にしては異例の水位で、元の湖山荘の下まで水が来ている。雪の上を歩かなくて済むのでアリガタイ。更に、この時期にしては異例な程にワカサギが湧いて居て、既に産卵を控えて巨大な群れを形成していた。

 近場でもイケルかと思い、北之岐手前から探りを入れる事に。
れふとさんはスミス・スーパーストライクGO-102(改)にABUを装着、カックイイゼィ!
オレはスミス・トラウティンキャストGS80TR 8’(名前も改)にスコーピオン・メタニューム(改)。
お互いにベイトリールとスピニングリールのタックルで二刀流である。
ワカサギはウジャウジャ居るものの、イワナの追いが全くナイ?
表層から中層・フルボトム、岸寄りから沖目まで探るが、アタリらしいアタリが全く無い??

 朝一を過ぎ、バアちゃんの愛情オニギリをパクツキながら徐々に移動。
まずは御客様に釣ってもらわねば!
 好ポイントを相手側に向けて操船するのが、オレの心ばかりのもてなしなのデス。
地元の釣りキチと来る時には、我先にポイントに舟を向けるケドネ。
『そこの木に係留してくれたまい!』とか船長特権で命令しつつ、平気で先に釣ったりするし。 v(^^;
大切な御客様には、そんな事はさせません。(の、つもり)

 自慢のポイント・小沢の落ちてる小さなワンド。
風に流されて船尾が落ち込み側を向いた。DDパニッシュを落ち込みにキャスト。
着水から数回転、『すんません、先に釣っちゃいました!』
待ち構えてた様にイワナがヒット! 35p位のレギュラーサイズ。
れふとさんは初めて見る銀山イワナを喜んでくれた。

 その後も送電線下付近の小沢の流れ込みで30pソコソコのイワナをヒット!
こんなセコイ場所にしか居ないのか? お昼近くになり、水が動く気配を感じる。
 『中之岐に向かいましょう♪』
中之岐でそれらしいポイントを選んではキャスト。
気温が上がって風が吹き、大場所では非常に釣り難い。

 風の谷間を見つけてランチタイム♪
今日は仲良く船上でのインスタントラーメン。プリムスvsMSRの熱き湯沸しバトルが始まる。
・・・あからざまに差を着けられても、船上で食べるインスタントラーメンは格別なのデス。
 『オォ、この美味さなんたるや!』

 小沢の流れ込みを攻めていたれふとさんにヒット!
釣れたばかりの小型のニジマスを優しくリリース。(おぉ、じぇんとるめん!)
間髪入れずに2匹目がヒット! やはり小沢の流れ込みが有望なのか?

 中之岐流れ込みまで行ったがパっとせず、風の無いポイントを選んではキャスト。
中之岐本流の小さな小さな小沢の落ち込みでの事。
「掛かった!!」 れふとさんの声に振り向くと、ABU4600Cを操りながら大物とファイト中。
『おっ、イワナですョ!』 船べりに寄せてネットに納める。
 悠々たる銀山イワナ40p!『やった、イワナが釣れた♪ ヨカッタヨカッタ♪』
当の本人よりも、オレの方が喜んでたのかも?
ズブロッカで祝杯を挙げ、れふとさんにとって初の銀山イワナに乾杯!
 オレの提案で、この貴重なイワナは今夜の晩餐会の主役となってもらう事に。

 遠くから来てもらったれふとさんにイワナを釣ってもらって嬉しい。
後はボチボチ釣りながら帰りましょう。
 朝に釣り人が入って居て出来なかったMyポイントへ。
岬の切れ目の壁際を念入りに攻めマクル! 岬の岸辺には、ワカサギが身を隠す様に群れて居る。
水深2m程を逃げ惑うDDパニッシュが引き込まれる!
 『よっしゃ、ヒットだ♪』 野良屋さん、なかなかヤルぢゃん♪(←自画自賛する人)
40pには遥かに及ばないイワナを優しくリリース。『また釣らせてチョ♪』

 まずまず満足して石抱小屋に帰り、メールチェックがてらに里に買出しに。
バア「ねら、豆腐二丁買って来てくんねぇかい」(あなた方、お豆腐を2つほど買って来てくださいな♪)
野良『えぃへぃ、宜しいザンス!』
ナンダカンダと道草食って帰ると、もう豆腐の出番は無くなってたらしい。(^^;

ンな事よりも、今日の獲物に乾杯!
さすがに40pのイワナは、2人では多過ぎる位の恵みでした。


『れふとさんアリガトウ、
 銀山湖からの授かりものに感謝!』


4/28 曇りのち晴れのち風
 AM5:00, 4:00に鳴った目覚ましを殴り倒して余裕をカマス2人。
服の中にカメ虫が潜んでないかのチェックを忘れてはイケナイ!
 今日れふとさんは帰るので、午前中一杯で切り上げる予定。
北之岐を無視して、本流筋の大場所で大砲クラスを見せねば。

 ...やはり北之岐では反応ナシ。
中之岐近くの小沢の落ち込むワンド、オークラ7gで中層を探ると明確なアタリが!
  『よっしゃ、ヒットッ!』 
シルバーの魚体が微かに湖中で光り、れふとさんが振り向くと同時に、トマホーク発射の如く水面に飛び出して来た!
  『ウワッ、ニジだ!!』 言うが早いか、見事なジャンプ一撃でルアーが吹き飛ばされる!
コレが銀山トラウトなのダ!

 銀山湖には2種類のニジマスが居る。
 1匹は黒っぽいふやけたボディーで斑点が濃く、大物なのにまだ成魚放流の名残りを残すマヌケ顔で、まるでイワナの様なドンクサイ引き方の、煮ても焼いても食えないとてもかわいそうな“にじます”。
コンナのを「銀山湖のトロフィーレインボー」とか言って持ち帰る人の気が知れない。
 今1匹はこの湖で野生の本能が呼び覚まされ、サクラの如く眩い輝きを放ち、背中は透き通るばかりのエメラルドグリーンで殆んど斑点が見えない位に銀毛化?して、イワナよりもサクラよりも何よりも綺麗で華麗で俊敏なスーパーファイター。
狙っても釣れない、まだ数回しか釣った事が無い、イワナの100倍も貴重なレインボートラウトなのダ。

 アタリが無いままに送電線より下流の大場所を攻める。
強い風がまともに吹いて来て釣り難い。数有る馬の背の左右を重めのスプーンで探り込む。
 『舐めた?』 PEを通して微かな感触が手元まで伝わる、、、2回、、、3回、、、『今かッ!』
スミス8ft改が一点を基に弧を描いたと同時に軽くなり、目の前で50pクラスのイワナが驚いた顔をして湖底に消えて行った。
 『ぬ゛お゛ぉぉ〜っ、惜しい!』


その後、仕入沢まで移動したが風に悩まされて断念、時間切れなのデス。
空は青く澄みわたれども、残雪の山肌から吹いて来る風はいつに無く冷たい。

 防寒着に身をかため、オヤツのバナナを食べつつ北之岐に向かう。


 トボトボと石抱小屋に帰り、
バア「ふっついたけぃ」(釣れましたか?)
野良『釣んねぇ〜っや!』 
  ・・・いつもの平和な会話だったりする。


  れふとさん、今回はどうも有難う御座いました。
思う様な釣りがさせられなくて残念です。 ま、水モノですし...(^^ゞ
コレを機会に、また御越しくださいマセ。
 “白銀の湯”に行って汗を流し、固い絆を感じあう2人であった。
                           〜れふと様との銀山釣行♪〜完〜




4/29
 毎年の事ながら、石抱小屋に神奈川の元山屋Sさん御一家が来てるので、オレも顔出しに行って来た。
お子様達はお昼ねもせず、まだ冬眠中のカナヘビを捕まえてワイワイ騒いで居ました。

 オカシイ?石抱のジイちゃんが見当たらない??
珍しく体調を崩して寝込んでる模様。 早く怒鳴り散らす程に元気になってチョ。
5月1日に朝一で来るのでヨロシク!




5/1
 さて、今年も“釣り宿ブラザース@若ダンナ”と一緒に、カモシカも逃げ出す最強コンビで銀山攻めマクリなのデス!
AM3:30,御迎えが来て、雨・・・! 『オイ、去年も雨だったろ!まさか雨男ぢゃナイだろうネ?』
モチロン銀山も雨、、、石抱小屋でストーブを囲って晴れ待ち。天気予報では、「曇りのち晴れ」らしい?

 6:00,ほとんど霧雨程度になったので、雨ガッパを着込んで出撃!
水量も増えていて上出来か?手前のガレ場から釣り始める事に。ワカサギが大きな群れを成して居る。
丹念に探ると、お互いに明確なアタリを感ずるもフックせず。『調子がイイのか?』
 場所を変え、イワナもサクラの追いも確認したがヒットなナシ!
ちなみに、ワカサギが岸から離れて群れてる所には敵は居ない。ワカサギが岸ギリチョンで嫌な色の汗を流している所がネライ目なのデス。
 大場所の岬の先端馬の背ポイント。極々先端の浅場にワカサギが群れて居る。
風で舟が流されて、ポイントの真上に来てしまった。船縁のワカサギを他所にパニッシュで左右のカケアガリを攻める。
その群れの中からパニッシュが足元に来た瞬間に、ワカサギの群れが真っ2つに割れてイワナがアタアックして来た!
 『ヨッシャ、ヒット♪』
40pクラスのイワナが、たった1m程度のラインの先で暴れている。
 『こんなに近くで食うなョ、取り込み難いぢゃん、って、...あっ!』
バレました。ロングロッドはこんな時に弱いんですぅ〜。


 気を取り直して移動。岸寄りにイワナの気配を感じる。表層(2m位まで)をパニッシュ、それ以外はスプーンで攻めマクル!
 岸辺ネライでパニッシュ炸裂!レギュラーサイズのイワナGET♪ 若ダンナにもアタリがあるが、どうもノリが悪い様だ。
岸辺のワカサギの群れの下には、こんなのが待ち構えているらしい。
オレのアタリはイワナのアタリだが、若ダンナのアタリはウグイからかわれてるみたいな気もするが大声では言うまい。



 やや風が出て来たが、舟を風に任せながら岸辺のワカサギ群れネライに徹する事に。
11:00頃か、水が動いたのか天候のせいか、岸辺のいたる所でイワナのボイルが始まる。
 ヤル気満々、垂直の崖中層にスプーンを落とし込むと、立ち上げた瞬間に明確なアタリ!
  『ヒット!コイツはデカイゾ??』
フルキャストで5〜7m沈んでいたので引きが強い、いや、マジで強い。
全く巻けないが、昨年程のバケモノではないみたい?
動きから見て50クラスのイワナだろう。ロッドが手元からしなるって快感ダゼ!
 若ダンナがネットを構えるが、まだまだ相手は20mも向こうで悠々として居る。
横に走ってから正面の沖へと走り出した。ドラッグを突破して蚊細いPEが音も無く出て行く。
例に依って「ふっ、」と軽くなる。『ナハハハハ...バレちまったぃ!』
そんなに惜しくはない、今日はいつもよりも余裕、また釣ればいいさネ。(^^;

 気温が上がり(でも寒い)風が出て来た。とりあえず中之岐に避難、、、それでも場所によっては超風!
風の無い場所を選んではキャスト、またまたレギュラーサイズのイワナ♪
岸辺にワカサギが居ない場所では、2人でどうあがいてもアタリが無い。
ンで、どちらかにアタリがあれば、取らないまでもその後が続かず...
ワカサギの群れさえ見つければ、最低でもイワナの追いがあり、食い損ねは数知れず...
超風の中でもイワナをヒット!『野良屋さん、やっぱヤルぢゃん♪』



いよいよ風に負けて北之岐に引き返す。
朝一のガレ場で往生際悪くキャストしてると、ドドドドドッと2頭のカモシカが目の前まで走り降りて来た。
岩場を駆け下りる姿はカッコイイぜぃ!冷やかしに来たのかコラ!
 本日のオレの釣果、程々サイズのイワナ3匹・適当なサイズのニジ1匹・恥かしながらウグイ5匹。
岸辺でイワナがボイルしてる時は面白い。こんな日は年に何回も経験出来ない。
毎日来れればパラダイスなのにネ〜。




5/19
 色々なゴタゴタを抱えて銀山に来れず、やっと時間が取れたってな訳。
スッカリ寝坊してAM7:30出船、完璧に満水になってヤガル。
今年の満水は早いナ、満水になると苦手なんですョ。 ・・・と、早くも泣き言を言うし。
寒くはないが、やや風が出ている。岸には散発的にワカサギの小さな群れが居るが沈んでるみたい。

 ポイントに着くとまずはパニッシュで水面下2m位まで探りを入れる。
岸辺でワカサギを捕食してる様ならばスプーンよりも効果的。
でも、一発大物狙いならばもっと下をスプーンで。
最初のガレ場で今日の銀山の運勢を占う。・・・『気配ナシ、ヤル気ナシ!』
 次のポイントで早々にレギュラーサイズのイワナをヒット!
ネットを使わずに船縁でルアーを外してリリース。『サンキュー、バイバ〜イ!』
でもネ、思った様な出方ではないんです。なんて〜か、気が入ってない釣れ方。。。

 常に頭の中でルアーの動きをイメージしている。そのイメージ以外の時に釣れると本望ではナイ。
真剣に集中してると、ヒットする瞬間が判る気もするし。
オレはイメージで釣りをしてるのだ。“釣った”と“釣れた”の違いがこの辺で出て来る。
イメージの中で食った瞬間に手元に感触が伝わる時が最高の時。
経験からの“虫の知らせ”ってのが有るのかも知れない。
 今日はワカサギも散り、イワナも散っている気がする。1匹釣ってもピンと来ない。
昨日の雨が悪さをしてるのかも?

 自慢の大場所、やはり岸にはワカサギの姿は無い。
根掛かりさせながら徹底的に探りを入れるが、イワナの追いも舐めた感触も無い。
随分と風も強くなって来た。風の日はキライ!
 チョイ沖目に風で流された浮遊物がかたまっている。
あの下にサクラが居たりするんだよネ〜。一発ヤリますか?
スカジットJPスプーンに換え、軽いので風下にフルキャスト!6〜8m沈めてみる。
 どこに居る?イメージするんだ。
素早く3回転巻き、3秒位のポーズ、、、手前に来たらタナを維持する様にジギングを繰り返す。
ルアーをむやみに浮かしてはイケナイ!軽いルアーでも一定の層を引く事が大切なのダ。
 逃げる様に巻いた後でフォールしてるルアーから、何か異種な感触が伝わって来た。
   『どうだ、取ったか!』
フルキャストから巻き始めたばかりPEがピンと張り詰め、グングンと沖にラインが出て行く。
この引きは間違い無くサクラでしょう♪ つぁ〜スゲーゼ!
ギンギンのサクラは40p位、ガップリとルアーをくわえていた。
  『サンキュー、バイバ〜イ!』

 風が更に強くなって来た。今日はもういいや、まずまずの満足。
イワナでは煮え切らなかったが、このサクラ1匹で救われた気がする。
キレイだよなサクラって、このサイズでも十分です。
不思議と本気になれば釣っちゃうんですョ。 『野良屋さん、またもやヤルぢゃん♪』




5/25

 AM4:30,石抱小屋着。メチャ寒い風あり。。。
昨日は午後から雷が鳴り、雹(ヒョウ)まで降って大荒れに荒れてたそうな。
満水の流れ込みは波立ち、とても釣りに行きたい様な気分ではナイ。さて、どうしたものか?
 胸にホカロンを貼り、五月末とは思えない装備で舟を出す。予感はするが、釣る気がしない。
流れ込みから遠ざかると更に風が強くなって行く。こんな時は近場でお茶を濁そうか?
ワカサギも沈んでいるし、かなり本気になってもウンともスンとも言わない。

 カケアガリを攻めても、岬の先端を攻めても、沖目を早引きしても影も形も無い。
こんな時はどこにも魚が居ない気がして来る。どうした、前回のサクラで満足しちゃったか?
いや、ンな事はナイ!釣るのダ、1匹でいい、1匹釣ったら帰ろう。

 攻め方をもっと狭くする。垂直に切り立った壁際攻略。一発イワナ勝負!
ここは広く探る必要はない。壁際に平行にキャストして水深だけを探ればイイのだ。
そこに居れば、タナが合えば食ってくるハズ!
 壁際だけが風が止まっている。低い軌道でサブマリナーを壁ギリギリにキャスト。
水深2mから徐々に探って行く。壁から離れてはイケナイ、一定の水深をトレースせねばイケナイ。
リーリング中にルアーが浮いた分だけボーズを掛けて落とし込む。壁に張り付いて居るイワナの目に届く事を頭に描き...。

 フォールさせて巻いた瞬間に押さえ込む様な感触がPEを通して全身に感じる...ッ!!!
  『コレか!?』
10m先、水深6m位からラインが何かを捕らえた。『つぁ〜、獲ったゼィ♪』
イワナ特有のバックするような(笑)モガキが伝わって来る。まぁまぁの型でしょう?
 慎重にネットに入れると、チョイと細身のイワナ45pであった。
魚野川で釣った45pの方が迫力あるよナ〜?
フックを外してリリース、『もっとデカクなれョ、バイバ〜イ♪』

 5月末とは思えない程の寒さの中の超風・強風。
コンナ時に釣るヤツは大馬鹿ダ!マジで釣るかい? サスガだぜオレ!!
自己陶酔に浸り、向かい風の波飛沫を浴びながら意気揚揚と帰る野良屋さんであった。
(パーペキだゼィ!)




5/31

 AM7:00から舟を出す。今日は会社をこの日の為にサボって来たのダ。
太陽はすっかり昇り、思いっきり寝過ごして遅刻ぢゃん!
湖面は鏡の様に静まり返り、やや減水ぎみか?

 いつものコースを巡回する事に...
水面は波一つ無く、水中もザワメキ一つ無い。
水位も水温も落ち着き、イワナは湖中深く沈んでいる模様。

 先回の奇跡の逆転はどうした?
カケアガリから壁際から馬の背から沖目の深場まで、慎重で丁寧な探りを入れるが反応は皆無。
頭の中を波一つ立てず、無の境地を装いながらも常に神経を張り詰めていたりする。
時折「グッ!」と根掛かりで押さえ込まれた瞬間に張り詰めた緊張が切れ、『もしや?』とか思いつつアドレナリンがピュッと漏れたりもするし。。。

 何で釣れないと思う? そう、今日は魚が居ない日だったのダ。
今年は珍しく毎回釣り上げてきた。どこかで歯止めを掛けないと家を追い出されてしまう。
本日がその〆日なのダ。ダラダラと釣りをしてもしょうがない。
 10:00,コレにて終了。これも釣りなのデス。

 って、『どうした野良屋さん!』単に釣れなかっただけぢゃん! v(^^;




@銀山はもうすっかりニガテな時期、これで終わりなのか?ホントにいいのか??
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